内容説明
名探偵穴栗専作の冒険と回想。疑獄譚、国際謀略、サスペンス…小酒井不木絶賛の芸術的探偵小説、戦後初の刊行。
著者等紹介
徳冨蘆花[トクトミロカ]
1868(明元)年、肥後国水俣郷生まれ。本名健次郎。兄猪一郎(蘇峰)の庇護のもと、京都同志社に学ぶが、新島襄の義姪との恋愛事件により出奔。89(明22)年に上京、兄の経営する民友社に入り、『国民新聞』『国民之友』等に、海外探偵小説の訳述も含めた、さまざまな文章を載せる。98~99年の「不如帰」によって認められ、続いて「自然と人生」「思出の記」を発表し、文壇的地位を確立した。トルストイに心酔し、1906年に訪問(「順礼紀行」)。07年には東京府下千歳村粕谷に移住し、半農生活を始める(「みみずのたはごと」)。晩年には宗教文学として「新春」「日本から日本へ」「富士」等を発表。27(昭2)年、伊香保にて没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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