内容説明
地産地消の学校給食から始まり、有機農業や食育を柱としたまちづくりで全国の注目を集める今治市。約30年にわたる政策の全容を紹介。
目次
プロローグ 地産地消・有機農業・食育のまちづくり
第1章 学校給食を変える
第2章 市民活動を政策化する
第3章 地域と人を結ぶ
第4章 地産地消と食育と有機農業を結ぶ
第5章 有機農業的な農政を広げる
第6章 地域に有機農業を広げる
第7章 有機農業が生み出すビジネスや福祉
著者等紹介
安井孝[ヤスイタカシ]
1959年愛媛県今治市の兼業農家に生まれる。1983年神戸大学農学部卒業。今治市役所に入庁。2004年農林振興課地産地消推進室長。地産地消運動、旬産旬食、学校給食の充実、食育、有機農業の振興などに取り組む。現在、今治市役所企画振興部企画政策研究室長。NPO法人愛媛県有機農業研究会前理事長。有機JAS登録認定機関協議会幹事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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福島雄一
2
農業政策に興味を持って、山下一仁氏の著作をあたり、そこから有機、地産地消モノへと角度を変えて本著へと巡り会ったのだけれど、それぞれの視座から捉えられている農のありうべき形や持続可能性への展望が非常に異なっており、尚且つそれぞれの理が多少なりとでも掴められ興味深かった。トピックは未知のことも多く非常に楽しめて読めたが、なんといっても著者のコミュニティ活動におけるモチベーターぶりがスゴイ。2016/12/17
しん・かんかん
1
子どもたちに、自分たちの作った安全なものを食べさせたい。学校給食が子どもを変え、親を変え、農家をかえ、政治をかえ、町を変える。必ずしも額面通りではないかもしれないが、一点のこだわりと徹底は、やがてとてつもない結果を導く。成功例は、些末の事象をまねるのではなく、その哲学も含め、徹底的にパクるべし。これをTTP(TeっTeっいてきにPaくる)と誰かが言ってた。2014/12/12
tu-ta
1
偶然手にした本だったが、いろいろ面白かった2010/07/04
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