内容説明
今日まで語り継がれてきた「ものがたり」を吉川英治の作品に寄り添って読み解きながら、中世の人間絵巻を現代に招来する。
目次
中世に花開く軍記物の競演
“きくならく”の文学
『平家物語』と戦後の作家たち
火車は廻る
中世は日本国家を建てかえた
物語と語り物―平曲の世界
西行と文覚
壇ノ浦の海戦
尊皇と武士道―忠誠と忠義
白峰颪の名場面と寺社勢力に立ち向かう青年清盛
裏切者と忘られ人
問答体と自問自答体
無常という事
著者等紹介
中島誠[ナカジママコト]
1930年東京に生まれる。早稲田大学英文科卒業。政治・文学・思想の周辺を日本史の流れに沿って研究、今日に至る
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