内容説明
吉田兼好、松尾芭蕉など、日本人の底流にながれる無常観を昇華する精神的態度を基軸に、茶の湯の体現する「侘び」のエッセンスをさぐる。
目次
第1章 美意識の転換―侘びの萌芽
第2章 茶と喫茶の始まり
第3章 茶の湯の始まり
第4章 侘び茶の始まり
第5章 市中の山居
第6章 自由都市・堺
第7章 『山上宗二記』から見た千利休
第8章 茶湯者之覚悟十躰之事
第9章 又十躰之事
著者等紹介
渡辺誠一[ワタナベセイイチ]
1939年、群馬県に生まれる。明治大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、明治大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。