内容説明
哲学の小径へ誘う「エセー」群。
目次
1 デッサン(モンテーニュの旅立ち;デカルト『方法叙説』 ほか)
2 問題(ポルノ・漱石・モンテーニュ;人間デカルト「私」の構造―討論「デカルトと現代」から ほか)
3 展開(「自伝性」の問題―デカルト・モンテーニュ・パスカル;ディテールへの愛―十七・十八世紀フランスの歴史的思考へのグリンプス)
4 比較(『エセー』と『ドン・キホーテ』;「黄金世紀」と「偉大な世紀」―時代区分の成立をめぐって)
5 雑纂(関根秀雄『モンテーニュとその時代』;「力」の時流に抗して―モンテーニュを読む ほか)