内容説明
護憲の論理をめぐる丸山政治学の限界と戸坂潤『日本イデオロギー論』の核心。
目次
戦後の出発―その時代を深く思索した人々の記憶
第1部 丸山政治学の原点と戸坂潤(丸山政治学の出発点にみる「論理と心理」;「日本ファシズム」の虚像と歴史の真実;「軍国支配者の精神形態」の混乱と戦後思想 ほか)
第2部 戦後リベラリズムの分岐と丸山政治学(護憲リベラリズムの俊英の論客として;丸山政治学の「戦略戦術」と戦争責任論;獄死した戸坂への14年後の論難 ほか)
21世紀をむかえる時代の思想
著者等紹介
今井伸英[イマイノブヒデ]
1935年生まれ。静岡県出身。1958年横浜国立大学工学部卒業。1958年4月大日本印刷株式会社入社。61年3月同社退社。以後、青年運動、政治活動、ジャーナリズムなどの分野に携わる。現在、東京学習会議会員、東京労働学校講師。著書『青年の生きがいと社会進歩』(1979年)『暮らしのなかの政治』(1983年)
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