内容説明
「生命」とは何か!?脳死による臓器移植・精子バンクからの人工授精・もはや動物だけではないクローン、医療技術の発達と伝統的倫理の衝突。オーストラリア出版協会賞受賞。欧米では「死んでいる」人が日本では「生きている」。
目次
第1部 疑わしい結末(死後の誕生;どのようにして死は再定義されたか;シャン博士のジレンマ;トニー・ブランドの人命の神聖性)
第2部 伝統的死生観の崩壊(不確実な始まり;生命の質にもとづく判断をくだす;死を依頼する;「種の不連続性」という考えを越えて)
第3部 整合的な取り組み方に向けて(旧来の倫理に代えて)