内容説明
見えてくる、見えなくなる。ただ露顕するだけの「問題」の連鎖によって、わたしたちは、はてしなく未知化しつつある。95年からはじまった「絶滅という出来事」を、大地震から自尊史観、メガヒット等のあらわれにとらえ、歴史化する希有な批評の冒険。
目次
歴史の絶滅から、絶滅の歴史へ
絶滅をステージとして
バンザイ・脳内革命・再び沖縄へ
大震災
絶滅収容所
オウム真理教
血液型人間学
この50年のモノ
ゴジラ・超能力・コンピュータ
「いじめ」と怪物の行方
小説の現在
ユートピア都市の遺留品から
見えてくる、見えなくなる