内容説明
1992年早春に亡くなったドキュメンタリー映画監督・小川紳介。追悼上映の際に、多くの仲間・評論家たちが、それぞれ小川紳介を語った。それは、小川監督を偲ぶとともに、映画を志す次の若い世代への熱いメッセージだった。映画を愛する人におくる。
目次
三十年ほど前に浴びせられた小川紳介の総体が、その後の私たちを決定づけた。
「圧殺の森」は、運動の内部にいて運動に寄生せず、独自な眼でそれを描いた。
キャメラの向こう側に身を置いた瞬間、小川紳介は人間であることを止めた。
「青の会」は、内外さまざまの映画の流れをキャッチし、それに刺激を受けながら私たちがいた。
小川紳介監督略歴
小川紳介と小川プロダクション全作品フィルモグラフィー〔ほか〕