内容説明
どうすれば現代の作家は、これまで散々観たり読んだりしてきた物語とはまったく異なるアクション作品のシーンを、未来のファンのために生み出せるのだろうか。どうすれば古くからつづくクリシェとの闘いに勝つことができるのか。単なるよい作品ではなく、極上の作品を生み出すにはどうすればいいのか。本書は難題に光をあて、作家がうまく独創性を発揮できるように導いていく。
目次
第1部 アクション作品の中核(現代のジャンル;アクション作品における中核の価値要素 ほか)
第2部 アクション作品の登場人物(アクション作品における三つ巴;力)
第3部 アクション作品の設計(契機事件;言動の中核 ほか)
第4部 アクション作品のサブジャンル(アドベンチャー;エピック ほか)
著者等紹介
マッキー,ロバート[マッキー,ロバート] [McKee,Robert]
1941年生まれ。世界で最も名高く、信頼されているシナリオ講師。全米のみならず、世界各地でセミナーを開催している。これまでに40年近くにわたって、数々の脚本家、小説家、劇作家、詩人、ドキュメンタリー作家、プロデューサー、演出家などを育成してきた。マッキーの指導を受けたなかからは、アカデミー賞受賞者が70人以上、アカデミー賞候補者が250人以上、エミー賞受賞者が200人以上、エミー賞候補者が1,000人以上生まれている
エル=ワキル,バシム[エルワキル,バシム] [El‐Wakil,Bassim]
10年以上にわたってロバート・マッキーとともに活動する脚本家兼ライティング講師。ライター向けのポッドキャスト『THE STORY TOOLKIT』と『THE WRITER’S JIHAD』で司会を務める
越前敏弥[エチゼントシヤ]
1961年生まれ。文芸翻訳者。東京大学文学部国文科卒。学生時代には映像論やシナリオ技法なども学び、卒論テーマは「昭和50年代の市川崑」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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