出版社内容情報
サスペンスの巨匠、アルフレッド・ヒッチコック。
その秘密の眠る、もうひとつの「映画術」
人々を驚愕させたヒッチコックの名シーンたちは、
いかに構想され、映像化されたのか?
膨大な未公開資料から、
ソール・バス、サルバドール・ダリ、ヘンリー・バムステッドら、
偉大な協力者たちとの共同作業を掘り起こし、
映画史に残る傑作群の舞台裏を解き明かす。
映画ファン必読の一冊!
ストーリーボードとはすなわち、現在における〈プリヴィズ(Pre-Visualization)〉の始原であり、とりわけヒッチコックはストーリーボードを自身の方法として重要視していたことが知られています。ヒッチコック曰く「滅多に自身ではカメラを覗かない、なぜなら前にストーリーボードで作ったのと同じ映像になっているからだ」。
本書では、ヒッチコックの実作における共同制作者たちとのストーリーボード――プロダクション段階における様々なイラストレーション、舞台セットのスケッチ――の役割を探ります。貴重な関連図版を数多く掲載し、『めまい』『サイコ』『鳥』『北北西に進路を取れ』等々9つの傑作の制作過程から、最終的な作品に辿り着くまでの軌跡を辿ります。
アルフレッド・ヒッチコックの想像=創造過程を知るにおいてはもちろん、動画制作者やデザイナー、漫画制作者など、あらゆる視覚的創作の基礎ともいえる思考・方法を学ぶにも役立つ一冊です。
内容説明
人々を驚愕させたヒッチコックの名シーンたちはいかに構想され、映像化されたのか?映画史に残る傑作群の舞台裏を解き明かす、もうひとつの「映画術」
目次
Introduction
1 三十九夜(1935)
2 疑惑の影(1943)
3 白い恐怖(1945)
4 めまい(1958)
5 北北西に進路を取れ(1959)
6 サイコ(1960)
7 鳥(1963)
8 マーニー(1964)
9 引き裂かれたカーテン(1966)
Conclusion トパーズ(1969)&ファミリー・プロット(1976)
著者等紹介
モラル,トニー・リー[モラル,トニーリー] [Moral,Tony Lee]
イギリス出身の作家。本書を含めてアルフレッド・ヒッチコックに関する4冊の著作がある
上條葉月[カミジョウハズキ]
1992年生まれ。字幕翻訳者。字幕翻訳の傍ら、映画上映の企画・プログラミングも行う。劇場パンフレットや雑誌「ユリイカ」「DVD&動画配信でーた」に寄稿するなど、文筆家としても活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
をとめ
Go Extreme