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出版社内容情報
恐れるな、恐ろしくあれ
竜、サメ、ゾンビ、悪魔、吸血鬼、巨大生物……
人々はなぜこんなにも「モンスター」に惹かれるのか――
H・P・ラヴクラフト歴史協会推薦、
すべての迷える創作者たちに捧ぐ、
「人ならざるもの」を描くための導きの書。
映画、ドラマ、小説、ラノベ、マンガ、ゲーム、TRPGなど、あらゆるジャンル作品に登場する「モンスター」なる異形のものども。本書は、モンスターという「リアルでないもの」を、「もっともらしく」表現するためのガイドブックである。
第一部では「モンスターとは何か」という根源的な問いから、それを恐ろしいと人が感じる要素や理由、悪役(ヴィラン)との違いについて明らかにする。第二部および第三部では、作品におけるモンスターの役割、モンスターを創造する際の実践的な手段、五感に訴えかけるような生き生きとした描写の方法、登場人物だけでなく読者にとっても恐ろしく、そして意味をもつ登場の仕方など、創作活動における実践的な取り入れ方についてレクチャーしている。
また、各章末のコラムでは、既存の作品の数々に登場してきたモンスターをカテゴリごとに紹介。ゾンビや吸血鬼といった原初的なモンスター像から、超有名モンスター、サメや自然などの現実に存在するものをモンスターとして活かす方法、あるいは未確認生物や幽霊船、呪いのアイテムといった細部まで、実例を交えながら解説。
ファンタジー、SF、ホラーといったジャンルの創作活動への最良のガイドブックであるとともに、H・P・ラヴクラフト歴史協会メンバーの著者の語る卓越したモンスター論としても読める、知的好奇心を駆り立てる一冊。
★序文:H・P・ラヴクラフト歴史協会
★「クトゥルフ(クトゥルー)神話」の生みの親
H・P・ラヴクラフトの短編『名状しがたきもの』を解説つきで収録
★あなた好みのモンスターを創造するための練習問題つき
内容説明
竜、サメ、ゾンビ、悪魔、吸血鬼、巨大生物…人々はなぜこんなにも「モンスター」に惹かれるのか―。すべての迷える創作者たちに捧ぐ、「人ならざるもの」を描くための導きの書。
目次
イントロダクション リアリズムvsもっともらしさ
第1部 モンスターの正体(モンスターとは何か?;何がモンスターを怖くするのか;変容;モンスターはどこから来るのか;ただのモンスターはか悪役か;)
第2部 モンスターがそこにいる理由(どれだけ「モンスターだらけ」にするか;モンスターという比喩;モンスターという障害物 ほか)
第3部 モンスターの書き方(ルールを決める;大きさ;能力とパワー;弱点;描写;五感;正体を現すためのお膳立て;孤立;独創性とは―使い古された表現と基本形の違い)
結論 モンスターよ、永遠に!
小説 名状しがたきもの(H・P・ラヴクラフト)
著者等紹介
アサンズ,フィリップ[アサンズ,フィリップ] [Athans,Philip]
フィリップ・アサンズは、ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラーの『Annihilation』を含むファンタジーやホラー小説に加えて『The Guide to Writing Fantasy and Science Fiction』等十冊以上の書籍を上梓している。多数のクリエイティブ系大会やコンベンションに出席した経験を持つアサンズは、フリーランスの編集者で出版コンサルタントでもある
島内哲朗[シマウチテツロウ]
映像翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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千代