ルール?本―創造的に生きるためのデザイン

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ルール?本―創造的に生きるためのデザイン

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845921447
  • NDC分類 361.41
  • Cコード C0070

出版社内容情報

ルールはあなたを縛るものではなく、この社会で自由に生きるためのもの?

世界の見え方が変わっていく、「ルール×デザイン」入門。



法律や規則、マナー、習慣、自然法則……わたしたちはさまざまなルールに囲まれて生きています。



本書では、日常のさまざまな場面で遭遇するルールの存在や影響を取り上げながら、ルールを「つくる」「使う」「見直す」「更新する」ことでわたしたちの社会をアップデートしていくことを目指します。この4つのサイクルに着目し、ルールはデザインによってどのようにかたちづくることができるのか、多角的な視点から探ります。



身の回りにあるルールを意識し、自分のこととして関わり、柔軟にとらえ直すことで、ルールとポジティブに向き合うことの大切さと、ルールは私たちの思考や行動を制限するものではなく、この社会で自由に生きるためのものであることを説く、日常をデザインする創造的実践のガイドとなる一冊です。



遊び心と創造力に満ちた、新しい「ルール」本の誕生!



「ルールについての展覧会?!」と大反響を呼んだ、21_21 DESIGN SIGHTの企画展「ルール?展」(2021年)。展示期間中、オンライン予約の取れない展覧会として話題となり、TikTokやInstagramでZ世代の若者たちにも人気を博したあの「ルール?展」が、「本」となって帰ってきた!



展覧会ディレクターの菅俊一・田中みゆき・水野祐による、「ルール」についてさらに深掘りした全編書き下ろしのテキスト+座談会に、宇野重規(政治哲学者)、清水晶子(フェミニズム/クィア理論研究者)、小田原のどか(彫刻家/評論家)、細馬宏通(人間行動学者)、会田大也(ミュージアム・エデュケーター)、木ノ戸昌幸(元NPO法人スウィング理事長)の豪華執筆者による寄稿を加えて再編集・成書化。

内容説明

ルールはあなたを縛るものではなく、この社会で自由に生きるためのもの?ルールをつくる。使う。見直す。更新する。世界の見え方が変わっていく、「ルール×デザイン」入門。大反響を呼んだ21_21 DESIGN SIGHTの企画展「ルール?展」(2021年)を元に、全編書き下ろしのテキストと座談会、豪華執筆者による寄稿を加えて再編集・書籍化。

目次

第1部 入門編(なぜルールは必要なのか;道具としてのルール;ルールと創造性)
第2部 実践編(ルールをつくる;ルールを使う;ルールを見直す;ルールを更新する)
「ルール?展」のあとに

著者等紹介

菅俊一[スゲシュンイチ]
コグニティブデザイナー、多摩美術大学統合デザイン学科准教授。認知的手がかりの設計による行動や意志の領域のデザインを専門としており、近年は顔図版による視線を用いた誘導体験や人間の創造性を引き出すための制約のデザインについての探求を行なっている

田中みゆき[タナカミユキ]
キュレーター、プロデューサー。「障害は世界を捉え直す視点」をテーマにカテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画。表現の見方や捉え方を障害のある人たち含む鑑賞者とともに再考する。アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成を得て、2022年ニューヨーク大学障害学センター客員研究員。美術評論家連盟会員

水野祐[ミズノタスク]
法律家。弁護士(シティライツ法律事務所、東京弁護士会)。Creative Commons Japan理事。Arts and Law理事。グッドデザイン賞審査委員。慶應義塾大学SFC非常勤講師。note株式会社などの社外役員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

51
ルールというものを、こんな風に考えたことがあっただろうか?ルールは守るものという思考が何となくあるし、それはそれでいいのだろうと思う。しかし、この本を読み進めていくうちに、それだけではないと思った。そこで行き当たったのが、ルールリテラシーとルールコンピテンシーのフレーズ。ルールは考え、作り、アップデートしていく。大切なのは、その時の視点・視野・視座。数年前からよく聞く地域共生社会に通じるものがある。2024/10/31

iwtn_

4
最近の個人的なテーマが協力なので、その一つの手段としてルールというものが気になり購入。また、普段コードを書いているので、ある意味では日頃からルールを作ったり使ったり更新したり見直し続けていると言えなくもない。本書は展覧会のまとめ本なのだが、実際に行っていればよかったなと思える内容だった。展覧会自体はSNSでバズった結果、来場者が増え混乱したらしい。注目が集まるとハックされることが多くなる。そしてルールの明文化もハックを生み出す。ルールは場を支配する。他者との関係を作るものでもある。とても参考になった。2024/09/21

skr-shower

2
他地区図書館本。パラパラと。圧倒的マジョリティが過ごしやすいルールだったはずが、いつの間にか諫められる方になったら混乱し文句を言うのでしょう。ルールはお上に与えられ順守する者ではなく、能動的にかかわって変わっていくもの。実習生二人のカットモデルになった時、いきなり同時に切り出して「完成形は決まってるの⁈」と聞いたら「いいえ 」と言われゾッとしました…2024/10/28

ERIKOF

1
昨今コンプライアンスなどルールに関する時事も多いが、改めてルールとは何の為にあるのかを考えるのにとても良い本。また、この本のもう一つのテーマは多様性。気になるセンテンスをまとめる。ルールはマジョリティによって作られる。守ってもらうためのコストと破られるリスクのバランスを考える。ルールを作るには想像性が必要、また制限があるからこそ創造的が試される。ルールリテラシーとルールコンピテンシーの違い。後半の実践編では様々プロダクトやサービス、遊びなどとルールの関係性が述べられていて面白かった2024/10/26

lyrical_otoca

1
日本人はルール=上から与えられる絶対のものと考えがちだけど、本当は主体的に捉えるべきものだよなぁと再確認した。昨今のあれこれはルールに対して主体的にならない故だと思ってるので……。TikTokでバズって治安悪くなった話ちょっと面白かった。2024/06/13

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