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シティ・ポップ文化論

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845921416
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

内容説明

シティ・ポップを準備した1970年代の都市文化から1980年代の流行、そして2020年代の世界的なリバイバルまで。現在進行系のカルチャーの輪郭を捉える9つの講義を収録!シティ・ポップから考える都市・音楽・イメージ。

目次

第1講 ミームの幻視と音楽ビジネスの都市再開発(柴那典)
第2講 シティ・ポップの「シティ」はどこか―ポピュラー音楽の都市論(加藤賢)
第3講 シティ以前の東京から―移動と切断から考える都市文化(宮沢章夫)
第4講 一地方都市としての東京―シティ・ポップの原風景(川村恭子・輪島裕介)
第5講 記憶に埋め込まれた音楽(小泉恭子)
第6講 上京者のポップ―そしてディスコから見たシティ・ポップ(輪島裕介)
第7講 東南アジアのローカルな「シティ・ポップ」―シティ・ポップにカギ括弧をつける(金悠進)
第8講 リバイバルのテクスチャー―スタジオ・ミュージシャンとテクノオリエンタリズム(大和田俊之)
第9講 同時代としてのシティ・ポップ(楠見清・江口寿史)

著者等紹介

日高良祐[ヒダカリョウスケ]
1985年宮崎県生まれ。京都女子大学現代社会学部講師。専門はメディア研究、ポピュラー音楽研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

17
私の贔屓のフィルムアート社の単行本。東京都立大学でコロナ禍の22年にオープンユニバーシティとして、オンラインでのリアルタイム配信で行われた講義録です。曲そのものより、文化的背景に重きを置いてます。「ヴェイパーウェイブ」がキーワードでそこで遅まきながら、今丁度ハマっている、『ワンオートリックスポイントネバー(OPN)』に触れられていてタイムリーでした。フィジカル派なので、最新CDは買いましたが過去作が手に入りにくかったのが来日記念で廉価盤で並んでて、喜んで買い揃えてます!江口さんのアート界隈の雑談も良かった2024/03/06

ますりん

6
江口さんの表紙で目を引き、帯に輪島さん、大和田さん、そしてなんと宮沢さんの名前が入っている時点で迷いなく購入。最近気になってしょうがないテーマのひとつ、「捏造されたノスタルジー」のヒントが満載でした。 日本の80年代へのノスタルジーの源泉には、(幻想かもしれないという前提で)ミドルクラスを中心に社会全体が豊かに見えたあの頃への憧憬がいくぶん混ざっているのか等、今目の前でどう見たらよいのか難しいテーマに対しての気づきとヒントが満載です。そして改めて宮沢章夫さんという余りに稀有な才能に合掌。2024/03/17

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