角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 霊性の文学 言霊の力

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角川文庫 角川ソフィア文庫
霊性の文学 言霊の力

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044094232
  • NDC分類 904
  • Cコード C0195

内容説明

言葉には、不思議な根源的創造力がある。たった1人の本当の神さまを探し求めた宮沢賢治、信仰と宗教の違いを問いかけた美輪明宏、自由の魅惑と苦悩を冷徹に突き詰めたドストエフスキー…。彼らのあらわす言葉には、人間、死者、そして自然界をも鎮める「言霊の力」がある。霊性を見つめる言葉をつないだ時、何が見えてくるのか。宗教・哲学・芸術の世界を自在に横断しながら、その底に流れる言霊の力を発見する。

目次

ジョバンニの生成―銀河の「孔」を抜けて
折口信夫―呪力と魂乞ひ
三島由紀夫―エロスとしての死
中上健次―「路地」の両義性
高橋和巳―生涯にわたる阿修羅として
ドストエフスキー―自由と聖性への「ふみ越え」
ニーチェ―哄う預言者
バタイユ―稲妻のエロティシズム
ロートレアモン―殺人の神学
寺山修司―「完全な死体」へ向かう言葉
美輪明宏―美の信仰と仏性と
宮内勝典―始祖鳥のまなざし
山尾三省―三つ星の祈り
出口王仁三郎―スサノヲぶりと大化物
包越としての霊性―宮沢賢治における宗教と芸術と科学

著者等紹介

鎌田東二[カマタトウジ]
1951年、徳島県阿南市生まれ。國學院大學文学部哲学科卒業。同大学院文学研究科神道学専攻博士課程単位取得満期退学。現在・京都大学こころの未来研究センター教授。宗教哲学・民俗学・日本思想史・比較文明学などを幅広く研究。文学博士。石笛・横笛・法螺貝奏者。フリーランス神主・神道ソングライター。17歳で聖地巡礼に目覚め、以来40年以上にわたり、国内外の聖地を参拝して回る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アルピニア

44
宗教哲学、神道学、民俗学の研究に携わってきた著者が中外日報に連載していた「宗教と文学」の内容に加筆したもの。14人の作家(宮沢賢治、折口信夫、三島由紀夫、中上健次、高橋和巳、ドストエフスキー、ニーチェ、バタイユ、ロートレアモン、寺山修司、三輪明宏、宮内勝典、山尾三省、出口王仁三郎)と作品についての評論。作者は、これらを「世界と現実の深淵と深遠を覗き込ませる「孔」としての文学」と表現している。「毒」になるか「薬」になるかは、著者の言う「霊性的な直観に風を送る言葉の力」に対する感性の有無によるのかもしれない。2022/01/29

うえ

8
「三島由紀夫は、折口信夫に対して強い関心と独自の評価をもっていた。たとえば、三島の『三熊野詣』は折口信夫をモデルにした小説であるが、その中で黒い服を着た「先生」の一行が大学構内を歩く一種異様な姿を、学生が「葬式が通る」と噂すると描写している。それはしかし、折口に対する三島なりの評価と敬意の表現だったのではないか。というのも、「死」を光源として文学活動を展開してきた三島からすれば、『死者の書』や「まれびと」論や貴種流離譚説を提唱した折口は、大変身近なところにいる先達だったに違いない」2018/07/21

のり

4
折口信夫、三島由紀夫の章のみ。2018/11/10

sloth_life

0
拾い読み2016/07/17

天宮

0
メモ:輪廻転生。『千年の愉楽』。『豊穣の海』。『深い河』。『高丘親王航海記』。『死者の書』。宮内勝典。文学の力。猛毒を含んだ文学書を読むことで、人間に免疫がつく。人間の醜悪さ、おぞましさ、きよらかさ、悪、それらすべてを清濁併せ呑む人間の宇宙。たったひとりのほんたうのほんたうの神さま。魔物(自分)と闘う者は、その過程で自分自身も魔物となることがないよう、気をつけなければならない。変性男子(男霊女体)。変性女子(女霊男体)。『長編叙事詩・地獄篇』。世界の涯てが自分自身の夢のなかにしかない。鳥シャーマニズム(脱2011/01/23

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