内容説明
都市デザインは建築ではない/街区ではなく街路をデザインする/都市は親しい人と見知らぬ人のためにある/乗車方法が交通システムを動かす/秩序は多様性を渇望する/時速5kmに合わせて設計する/都市には裏庭が必要だ…都市デザインのための幅広いアイデアが、私たちの日常のディテールを更新する。生活者の視点から社会の新しいかたちを見出すために編まれた実践的ヒント集。
著者等紹介
フレデリック,マシュー[フレデリック,マシュー] [Frederick,Matthew]
建築家、都市計画家。デザインおよびライティング講師。“101のアイデア”シリーズの生みの親。ニューヨーク州ハドソンバレー在住
メータ,ヴィカス[メータ,ヴィカス] [Mehta,Vikas]
オハイオ州の大学の優れた研究者に認められるオハイオ・エミネント・スカラー(都市/環境デザイン)、シンシナティ大学教授(都市計画)。著書に『Public Space(未)』、2014年に環境デザイン研究協会(EDRA)から賞を授与された『The Street:A Quintessential Social Public Space(未)』がある
杉山まどか[スギヤママドカ]
ウェブサイトのニュース記事、ビジネス関連の翻訳を手掛ける。訳書に『プリツカー賞 受賞建築家は何を語ったか』(丸善出版)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さわたろう
1
箱庭ゲームが好きで街づくりをしていた時、どうにもゲーム内で作れる街並みに不満があり、なぜ不満なのか知りたくなり手に取った本書。 人がどういう建物を見て、何を感じるのか、何を不快に思い、何に安心するのか、ということが端的に提示されている。 文章量は多くないが、キラーフレーズが最初にあり、そこから自分で思考していく楽しみがある本。 「秩序は多様性を渇望する」「公園の外に公園の木を植える」「45cmの高さがあれば、人はその上に座る」など。 街並みを見るのが楽しくなる一冊。 サイズも小さくて◎2022/01/08
YPG
0
下手なスケッチをいっぱい描く。2023/08/29
しゅう
0
街区ではなく街路をデザインするという都市デザインの考え方をはじめ、多くのアイデアが示されている本。 間口を狭くして6m未満で賑わいをつくること、公衆/社会/個体/密接距離のスケール、歩行者の歩くスピードやベンチの高さなど、ヒントも多い。 また建物と街路の関係を仕切る方法として、垂直30cmの上昇=水平90cmの後退というのは、参考になるスケールだった。2023/01/29
ide
0
都市デザインは建築ではない。空間と人々の生活をデザインする。新しい建物や道路を見る時の視点が変わる。2022/04/10
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