内容説明
小説家、脚本家、劇作家、ジャーナリスト、ライター…、ことばに悩むすべての人に向けた文章術本のBEST版!アリストテレス(哲学者)、ラヨシュ・エグリ(劇作家)、ジョージ・オーウェル(小説家)、エドワード・R.マロー(ジャーナリスト)、ノースロップ・フライ(批評家)、カート・ヴォネガット(小説家)、アーシュラ・K.ル=グウィン(小説家)、トム・ウルフ(ジャーナリスト)、スティーヴン・キング(小説家)ら、さまざまなジャンルの傑出した書き手たちのエッセンスを1冊に凝縮。
目次
第1部 ことばと文章術
第2部 声とスタイル
第3部 自信とアイデンティティ
第4部 ストーリーテリングと登場人物
第5部 レトリックと観客・読者
第6部 使命と目的
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miho
6
文章のレトリックの効果、について咀嚼中です。2021/06/20
袖崎いたる
6
良本。文章の形式として導出型と審美型がありますよ〜って対比はなるほど。前者では意味ある情報を伝えることにフォーカスが当てられ、後者では受けのいい装飾で魅せることにフォーカスが当てられる。あとはスティーブン・キングの「書きたいけど書けない?なら書きつづけろ!」っていう強いお言葉も楽しいし、ゼロ・ドラフトを書くための無検閲的なフリーライティングのことだったり、それから推敲はおもしろくなければカット・オフだ!…ってさ。2020/08/10
飼い猫泥棒
4
小説に限らず、文章を書く上での実践的なアドバイスを教えてくれる教科書。この手のアメリカの本にありがちな冗長さはあるものの、この本は批評家が書くようなアカデミックに寄りすぎた内容になっていないので、これから何か書こうと思う人にとっては具体的なアドバイスが詰まっていて、参考になるはず。特によかったのは、7、26章の文章のリズムの作り方、13,14章のとにかくゼロ稿の書き方、15章の習慣を作ること、17章の自由間接話法とほかの話法の違い。この本を折に触れて読み返したり、取り上げられている本に挑戦してみたい。2024/05/10
Hiroki Nishizumi
4
参考になった。小説家を望んでいる訳ではないが、文章は上手くなりたいと願っているので、しっかりとモノにしたい。2020/11/14
YVI
3
もやっとしたイメージ、ぶつぎれの記憶(時間が経つほど脚色されていく)、今日見た夢、ふんわりとしたアイディアを、出来るだけ浮かんだ瞬間書き留めておこうと思う。ぼやっとしたものを書いて出すことで、どんどん自分の言いたいことが言語化されていくはず。きっと頭の中がごちゃごちゃなのも出してないからだ。出して出して出したら、掘り出し物が見つかるかもしれない。ひょっとすると金貨かもしれない。どんどん誰にも見られたくないノートになりそうだ。でもそれこそわたしという人間が存在した証になりそうだ。2021/02/23