内容説明
キャプテン・アメリカ、ハルク、ソーを創造した伝説のコミック作家の軌跡を辿る決定的評伝、ついに邦訳。
目次
第1章 ストリートにて
第2章 パートナーたち
第3章 ジョー抜きのジャック
第4章 前向きに
第5章 拠るべきところをなくして
第6章 何かほかのこと
第7章 地上の神々
第8章 遺産
著者等紹介
中山ゆかり[ナカヤマユカリ]
翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業。英国イースト・アングリア大学にて、美術・建築史学科大学院ディプロマを取得
吉川悠[ヨシカワユウ]
10代でアメリカン・ヒーロー・コミックスに出会い、趣味が高じて翻訳・関連記事執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じぇろポーta
1
「現実を鏡に映すと、真逆に見ることになりますよ。現実を超えようとし始めたときに初めて、現に何が起こっているかを理解するための本当に優れた試みになるのです」158Pのブラックボルトのピンナップが素晴らしい。ムキムキの全身タイツのオッサンが腕広げて仁王立ちしてるだけでなぜここまで格好いいのか。カービーの自伝風短編『ストリート・コード』の1920年代NY下町の雑踏の密度に痺れる。本筋にはあまり関係ないがビル・フィンガー(バットマンのもう一人の原作者)の名誉が2020年現在回復されて本当に良かった…。2020/02/02