視覚文化「超」講義

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視覚文化「超」講義

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845914302
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0070

内容説明

動画以降の世紀を生きるための、ポピュラー文化のタイム・トラベル。映画、ゲーム、アニメ、PV、アート、CG、マンガ…ハイカルチャー/ポップカルチャーの枠組みを超えて視覚文化を語る!

目次

1 カルチャー/情報過多―誰が「カルチャー」を作るのか?
2 ノスタルジア/消費―消費文化の構造と「懐かしさ」の問題
3 ナラティヴ/ヴィジュアル―メロドラマとPVにみる「フェイク」の可能性
4 ホビー/遊戯性―「ガジェット」が文化の意味をくつがえす
5 メディエーション/ファンコミュニティ―「速度と時間」を複数化して考える
特別対談 國分功一郎×石岡良治―新しい時代のための、視覚文化をめぐる哲学

著者等紹介

石岡良治[イシオカヨシハル]
1972年東京生まれ。批評家・表象文化論(芸術理論・視覚文化)・ポピュラー文化研究。東京大学大学院総合文化研究科(表象文化論)博士後期課程単位取得満期退学。跡見学園女子大学、大妻女子大学、神奈川大学、鶴見大学、明治学院大学ほかで非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

20
申し訳ないが、最初のハイカルチャーと大衆文化の違い、最後の対談のラスキンとモリスの部分(290頁)ぐらいしかついていけない。わかる部分の多い人には楽しいと思うが、わたしみたいな門外漢だとその楽しい世界に入れなかった。規制群がハイカルチャーとポピュラー文化の違いという(033頁)。2014/11/12

しゅん

17
既存の視覚文化論を「超」えようとする志の高さを感じる。釣り、オカルト、ミリタリーといったアカデミズムと相性の悪いホビーを文化的に考察したかと思えば、メロドラマとPVを物語性/視覚性の軸において「フェイク」の両極として位置づける。メカスからあまちゃんまで、大変に視野が広く、掘り甲斐のあるテーマがたくさん転がっている。ノスタルジアを「人工的な消費文化」として位置づける論は特に鋭く、興味深かった。ジョン・ハサウェイのアートワークが内容と完璧に一致していて、装幀も素晴らしい一冊。本全体のクオリティが高い。2018/01/04

サイバーパンツ

15
情報過多の時代では、加速していく情報を追い切れなくなると減速しがちだけど、そうではなく対象によってスピードを変えていくことで、ハイカルチャーからポピュラーカルチャーまで多種多様な視覚イメージを捉え直そうという感じ。著者は以前的な教養主義の限界を受け入れながら、より広範に通用する多層的な教養を再編しようとしており、スケールが大き過ぎることを置いておけば、それは真摯な態度であると思う。著者の問題意識を断片的に漠然としたまま見せられた感があったので難解だったが、示唆に富むところは多かった。良書。2017/11/12

鳩羽

11
少し古い文化がノスタルジアによって「良い」ものに見えることや、アートとエンタメの対立軸にホビーという視点が大きな存在を示すようになったこと、ファンコミュニティが情報の整理や統合をする機能を持つようになったこと。これらのことから、いまや教養主義は成り立たなくなり、作品もアーティストも受容する側も並列に置かれるようになった。情報過多に陥っても、ネットやSNSを断つのではなく、それぞれに対応する速度を切り替えることが重要とする。どんな文化も、どの時代からも評価されうる環境は魅力的に思える。2014/08/19

Ecriture

11
絵画・映画・漫画・アニメ・ニコニコ動画・ゲーム・タブレット、視覚文化何でもありの超講義。これぞ大学の先生という目くるめく情報量と情報過多に対する切断。まずもって文化とは何かから懇切丁寧に解説が施され、50年代、80年代、21世紀という歴史をおさえつつノスタルジーやガジェットをキーワードに展開される『バック・トゥ・ザ・フューチャー』論が面白い。巻末には國分功一郎との対談も収録。作品を鑑賞する速度を複数化せよという議論は倍速で撮りだめした番組を消化する現在の消費者(鑑賞者)にふさわしい内容。2014/07/06

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