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内容説明
ホワイト・キューブ、野外展示、路上文化…アーティストでも評論家でもないもうひとつの大切な仕事。
目次
いま、キュレーターに求められているものとは?
キュレーターの仕事とは?
もう少し知りたい実際の仕事
キュレーターの考え方
ヒリヒリ伝わってくるような見せ方とは?―“アート”の主役は今、どこにいるのか
“アート”の領域を超えて
今、注目のスタイル16
キュレーターへの14の質問
著者等紹介
住友文彦[スミトモフミヒコ]
1971年生まれ。金沢21世紀美術館建設事務局学芸員、NTTインターコミュニケーションセンター(ICC)、東京都現代美術館などに勤務し、現在は横浜国際映画祭2009のディレクターとNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ(AIT)の副理事をつとめる
保坂健二朗[ホサカケンジロウ]
1976年生まれ。東京国立近代美術館研究員。武蔵野美術大学非常勤講師。慶應義塾大学大学院修士課程修了(美学美術史学)、2000年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
83
ある章で”インパクトというものは、誰も知らないところに実例を突きつけるよりも、誰もがどこかで期待・想像していたことに対して実例をもってくるほうがより強くなるもの”とあり、観客の中に潜在する意識をいかに分析するかも仕事の一つであると書いているが。芸術関係者のいうインパクトはなかなかパンチが効いてそうだがベースはとてもシンプルであり。いろいろ学ぶところも多い一冊である。2016/05/07
T2y@
7
多くの作品を観ること。 その印象を、自分なりに言語化出来ること。 =シンタックス(構図)/セマンティクス(意味的関連)/プラグマティクス(時代・場所) キュレーター以前に、鑑賞者としての気付き・学びが、まずあった。 2014/04/05
Robbie
0
取り上げられている内容が多岐にわたっているので、ひとつひとつの内容が浅くて断片的。キュレーターになりたい人には役立つとは思いますが、はたしてそんな人どれくらいいるのでしょうかね?2016/06/19
Prof.Butterfly
0
キュレーションの基礎知識とそれぞれのキュレーターの考えがまとまった一冊。実務的ではないが、キュレーターというものを理解するには良い本だと思う。またキュレーター住友文彦、保坂健二朗と作家田中功起によるディスカッションは見もの。執筆陣も“今をときめく”キュレーターが多く、それも魅力的である。2013/01/20
おらひらお
0
2009年初版。なってから手に取るのは遅いけど、なってもいないのに予算の話を聞いても難しいかもしれません。ただ、近くの分野にいるとフムフムと思うところありでした。2010/09/16