内容説明
時代の極北を生きた舞踏家の全アルバム。
目次
序文 大野一雄 百年の舞踏によせて
第1章 胎児の夢―1906‐1948
第2章 鬼哭―1949‐1976
第3章 天と地の結婚―1977‐1995
第4章 日常の糧―1996‐2006
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
筋書屋虫六
2
今年6月に103才で天寿を全うした舞踏家・大野一雄さんの写真帖。100年を生きるって凄い。戦争から帰還後、女学校の体育教師に復職したのが40才。ダンスの人生はその先にある。自分は大野さんの晩年しか知らないと思っていたけど、その表現活動が本格化するのは退職後の60代からだし、国際的評価を受けるのは「ラ・アルヘンチーナ頌」を発表した70年代からだった。大器晩成とはこのことですね。ステージ以外の家族や学生達とふれあう生の表情の写真もふんだんに掲載され、大野さんの人柄が偲ばれます。安らかに召されてください。2010/07/30
真時
0
☆☆☆☆