[1]映像の法則
映画技法のリテラシー〈1〉映像の法則

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  • サイズ B5判/ページ数 319p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784845903542
  • NDC分類 778.4
  • Cコード C0074

内容説明

画面の細部から表現の神髄を掘り起こし、批評・鑑賞・実製作すべてに役立つ“シネマの例文”全集、第1弾!500点以上の写真・図版を駆使し、創造的な読解をめざして映像技法・話法に注目した簡潔明快な解説。アメリカ映画教育界のベストセラーテキスト、遂に日本上陸。

目次

1 フォトグラフィ
2 ミザンセヌ
3 動き
4 編集
5 サウンド
6 演技

著者等紹介

ジアネッティ,ルイス[ジアネッティ,ルイス][Giannetti,Louis]
オハイオ州、クリーブランドにあるケース・ウェスターン・リザーブ大学の英文学と映画学の教授。ボストン大学で学士号を、アイオワ大学で修士号と博士号を取得。政治問題、文学や演劇についての多くの一般向け著作や学者としての研究書を執筆してきた。プロの映画批評家として活躍する一方で、数年間は、映画についての多数の論文を学術雑誌である季刊誌『文学/映画』(Literature/Film)や、『ウェスターン大学人間学部紀要』(Western Humanities Review)、『映画批評』(Film Criticism)などに発表した

堤和子[ツツミカズコ]
英米演劇専攻、いわき明星大学教授

増田珠子[マスダタマコ]
津田塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得満期退学。英文学専攻。現在、津田塾大学非常勤講師

堤龍一郎[ツツミリュウイチロウ]
明治学院大学法学部卒、ミネソタ州立大学セントクラウド校にてフィルム・スタディ専攻B.A.取得。イースト・アングリア大学(英国)大学院修士課程にてフィルム・スタディ専攻M.A.取得。現在博士課程に在学中
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大熊真春(OKUMA Masaharu)

4
おもろい。読める。しかし例示されている作品数が膨大でとてもじゃないが死ぬまでに観れない気がする。どうしたものか。「ミザンセヌ」という言葉を初めて知った。◆「この映画、観るザンス。」「ミザンス。」「ミザンセヌ。」2019/09/25

Takao Terui

2
当たり前だが、映画に興味がない人には、無用の長物。 だが、今後一生のうち一度でも、映画を観る予定のある人間にとっては、必ずや役に立つ。 何故なら、本書は「映画がなぜ、どう素晴らしいのか」を発見するための視座を与えてくれるからだ。 理論も充実しているが、まずは「論より証拠」。豊富に挙げられている具体例にパラパラと目を通すだけで、解説の見事さが瞬時に分かる。 新しい視界が開けたような感動。 やはり、アメリカのテキストは凄いぞ。2014/05/06

富士さん

1
映像研究の本は共約可能性に乏しい気がして読むのが苦痛なので、あまり期待していなかったのですが、内容云々より研究枠組みをはっきり提示しているという点ですばらしいと思いました。大体の映像研究は本書で示された通り、描写のリアリティや構図などの「絵」、カメラワークや演技、編集などの「動き」、音楽、効果音、声などの「音」、「俳優」、脚本や物語構造などの「ストーリー」、歴史やテーマなどの「評論」のどれかに分類できます。それに、「俳優」のカテゴリーはアイドル論なのにも応用でき、とても普遍性の高い見事な教科書です。2021/01/02

c3po2014

0
★★★★★ 品川区立品川図書館2015/07/12

よっしー

0
撮影方法の選択は別の無数にあった選択肢を破棄することと同義であるため、既に映像作家独自の態度を反映する。リアリストは現実を忠実に再現することを目指し、その現実以外他に現実がないかのように撮る。一方、フォーマリストは現実を過度に操作し自ら選び取った撮影方法の優位を訴える。ハリウッドの古典映画は、このドキュメンタリーとアヴァンギャルドとでも言い換えられよう両極端なスタイルの中間に位置する。現実を題材としながらも固定カメラによる観劇的な視点を捨て、ショット分割と編集によって鑑賞者の心理や感情を制御しようとする。2015/02/20

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