内容説明
「三つ数えろ」「暗黒街の顔役」「赤い河」などの作品で、ヌーヴェルバーグ派の映画人たちから“映画の神様”と慕われる、スポーツとギャンブルを好み、多くの女性を愛し、ヘミングウェイはじめ豊かな人脈の中から多彩な作品を生み出した、伝説的名匠の全生涯を追って、“光と影”を織りなす待望の決定的評伝。
目次
血統
特権階級の少年
ハリウッドの裕福な若者
ショータイム そして最初の結婚―『栄光への道』『新旧恋の三段返し』『無花果の葉』『雲晴れて愛は輝く』『港々に女あり』『空中サーカス』『ファジル』
サイレントからトーキーへ―『トレント大事件』
弟の死、新たな暁―『暁の貞察』
先々のための辛抱―『光に叛く者』
タフ・ガイな男たち ヒューズ、ヘクト、ヘイズ―『暗黒街の顔役』
ワーナー・ブラザーズに戻る―『群衆の喚呼』
魚と海の男―『虎鮫』〔ほか〕