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出版社内容情報
圧巻の描写でよみがえる江戸職人の技と意地
腕だけ達者で意気地のねえ奴に職人の資格はねえ。
意気地だけ立派で腕のねえ奴にゃ職人の価値がねえ。
神田ごくら町の建具職人・惣次は、親方の吉蔵に弟子入りして七年が経つ。
仕事は早いが全てにおいて杜撰な惣次に吉蔵は繰り返す。
「意気地のねえ職人なんざいらねえ」
いつまでも半人前扱いされ仕事への熱も失った惣次は、流れ着いた先の賭場で渡世の争いに巻き込まれ……
職人の試練と宿命を描く「建具屋編」を完全収録した第二巻。
☆第28回手塚治虫文化賞「新生賞」受賞
☆「このマンガがすごい!2024」オトコ編第3位(宝島社)
☆「マンガ大賞2024」第3位
☆「このマンガを読め!2024」第1位(フリースタイル)
各賞総なめの圧倒的話題作!!
【『神田ごくら町職人ばなし〈二〉』書誌情報】
A5版/256頁/ISBN 978-4-8458-7138-4
発売日:2026年6月30日
定価:1210円(税込)
装丁:中山望
発行:リイド社
【連載媒体】トーチweb
【試し読みページ】
https://to-ti.in/product/gokuracho
【目次】
1 ~ 1件/全1件
- 評価
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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
天の川
56
桶職人や刀鍛冶、紺屋などの職人の技と意地を静かな熱さで描く短編集の前作に対し、今作は圧巻の長編!扱うは建具。意気地を失い賭場にこっそり通う惣次のことは、道具の手入れと仕事の出来で、親方には一目瞭然。親方のもとを去り、賭場に入り浸る中、やくざの抗争に巻き込まれ…。命と引き換えに建具御殿の修復を命じられた惣次が建具や親方の想いに気づいていく…その熱さと緻密さったら!作者の熱量がヒシヒシと伝わる。ただ、抗争のウエイトが高くて…話は盛り上がるけれど、そちらにも気をとられてしまった。とにかく!作者の熱に圧倒された。2026/07/07
みわーる
25
最初の1コマ目から、もう世界が立ち上がっている。まるで今、江戸を見て来たような細密な描き方。気づいたときには、作品世界に心が吸引されていて、姿勢が前のめりになっている。特に好きなのは、人物の怒った顔でもない、笑った顔でもない、無表情に宿る細かな感情のひだの描写。表情が無いからこそ、その心が鮮やか見えて来る。これを描ける漫画家さんは、なかなかいないのでは。江戸職人の仕事にかける生きざまが胸を打つ作品だが、著者自身も仕事に魂をこめる令和職人だと思う。熟達の腕を持つ、若い描き手さん。これからの活躍も、愉しみだ。2026/07/14
ぐうぐう
23
約3年ぶりとなる待望の続刊。一冊丸々「建具屋編」を収録している。細部にとことんこだわった画力は今巻も健在で大きな読みどころのひとつだが、今作は長編ということもあり、ドラマの面白さでもとことん読ませる。師弟のありきたりな物語のように思えて、職人の「意気地(いきじ)」をエピソード、そして画で表現していく。そのまさしくこだわりは、漫画家の「意気地」として実践しているかのようだ。また前巻同様、アングルの演出でもグイグイと魅せられる。2026/07/05
りよこ
19
ものぐるいになった人間を、ものぐるいになった作者が描き通した。 その意味で、作品の中に嘘がない。 作者の営為そのものが主人公たちと重なる。 作品の説得力というのはこういう積み重ねから生まれるんだ、人間ってそういう力があるんだと思わせられる。 2026/07/01
アリーマ
14
ずっと続編を待っていた作品。建具師として成長していく若者の姿を描く。細かな職人の技やこだわりのエピソードが随所にあって面白かった、★★★★★2026/07/09




