出版社内容情報
期待の新鋭デビュー、揺れる心に届く奇想短編集。
私たちが望む世界って、間違ってたのかな――。
大人と子供のあいだの永遠を求めて逃げ込んだ世界の隙間。
思春期の心のうずまきを描き出す物語は、
今、そしてかつて思春期だった誰しもの心を開く鍵となる。
変形する教室、口内にある学校、大量増殖した同級生、雷に恋する女の子、意志を持つランドセル、不老不死の秘薬……世界と自分を繋ぎとめるための6つの物語。
奇妙な世界が心を映すジュブナイル短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
∃.狂茶党
24
新人漫画家のデヴュー作。 久々に漫画読んだ。 絵も漫画も上手くはないけど、奇妙な感覚でちょっとガロ系。 小学生から高校生まで、学生時代のモヤモヤを捉えて、心に残る。2026/09/25
アキ
4
思春期特有の不安定な心が、現実を捻じ曲げていく。妄想が現実に浸食してくると言った方がいいか。「おちてきて」は、雷が自分に落ちてきてほしいと願う吾妻さんの話。吾妻さんの雷への純粋で恍惚の表情が印象的。大人になるにつれて、均されて、平均から逸脱した思考はなくなってしまうのが常だが、吾妻さんは大人になっても雷への愛は消えない。大人の吾妻さんが雷を見る横顔がいい。2026/01/25
kujira
1
一見するとだいぶ荒唐無稽な話が多いのに、その中に根差している感情が、どれも覚えのあったり懐かしく感じたりするものばかりなので、わかるなぁ……としみじみしてしまう。絵がちょっとガロ感あるというか、あんまり華やかではない感じだからそんなに人気は出なさそうな気もするけど、これがクリティカルに刺さる人って結構いっぱいいる気がするんだよなあ。2026/07/11
km
1
⚫︎死ぬのがそんなに怖い?/頭抱えてガタガタ震えて/桑原君みたいに大事に自分を守っていれば/永遠に生きていられるの?/いつまでもここに居られる訳じゃないんだよ2025/11/13
緑虫@漫画
1
★★★ トーチWEB掲載作を中心に編まれた短編集。全編が学校にまつわる話だけど、キラキラした感じではなくむしろ鬱屈した作品が多くて作者の学生時代を想像してしまった。作画は河原の草をちまちまペンで書いちゃう系で趣味性が高い。ちょっと前はこういうのは青林工藝舎から出てたよなあ。ベストは表題作。2025/05/05




