出版社内容情報
心理療法では、どのような部屋でクライエントと会えばいいのか? 室内の備品は? 初回面接にはどのように臨めばいいのか? 心理療法の経過の中でどのようなことが起こるのか? クライエントへの対応は? 終結へ向けての準備は? フロイト派精神分析とユング派分析心理学の両方を学んだ経験豊かな著者による、力動的心理療法の「超」入門書。セラピストを目指す人へ向けて、人間味の溢れた語り口で綴られる実践的手引き。
内容説明
どのような部屋でクライエントと会う?初回面接にはどのように臨む?クライエントへの対応は?終結へ向けての準備は?セラピストを目指す人へ向けて綴られた、心理療法の「超」入門書。
目次
第1部 心理療法の進め方(心理療法の設定;初回面接;心理療法のパターン;心理療法の進展)
第2部 心理療法の技法、関係性(解釈;夢、白昼夢、描画、文章;親密さと客観性;転移)
第3部 患者のパーソナリティ(ヒステリー・パーソナリティ;抑うつパーソナリティ;強迫パーソナリティ;スキゾイド・パーソナリティ)
第4部 心理療法の治癒、心理療法家のパーソナリティ、趣味(治癒、終結、成果;心理療法家のパーソナリティ;孤独、趣味、癒し)
著者等紹介
ストー,アンソニー[ストー,アンソニー] [Storr,Anthony]
英国の精神科医、精神療法家、作家。1920年、ロンドンに生まれる。ケンブリッジ大学クライスト・カレッジ、ウェストミンスター病院にて学ぶ。1944年に医師免許取得。精神医学を専門にして、ランネル精神病院とモーズレィ病院に勤務した後、ロンドンで個人開業を始め、1974年まで務める。また、ユング派の訓練を受け、分析心理学協会会員となるが、後に精神分析を受けた経験もあり、折衷派の立場を取る。1960年に最初の著書『人格の成熟』を出版し、その後11冊の著書を発表。2001年没。享年80歳
吉田圭吾[ヨシダケイゴ]
神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。臨床心理士。1959年千葉県生まれ。中学時代、親の都合でオーストラリアで過ごすことから影響を受ける。1983年京都大学理学部卒業後、京都大学大学院教育学研究科で臨床心理学を専攻し、博士課程修了。大阪大学人間科学部助手、神戸大学発達科学部講師、助教授を経て、2011年より神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授
佐藤淳一[サトウジュンイチ]
2007年、甲南大学大学院人文科学研究科人間科学専攻博士課程修了。博士(文学)。臨床心理士。上越教育大学臨床・健康教育学系准教授を経て、武庫川女子大学文学部心理・社会福祉学科准教授。専門は臨床心理学、力動的心理療法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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