ｔｏｒｃｈ ｃｏｍｉｃｓ 龍子 ＲＹＵＫＯ 〈第１巻〉

エルド吉水

リイド社（2023/09発売）

• サイズ A5判／ページ数 264p／高さ 21cm
• 商品コード 9784845861644
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[keroppi]

この表紙を見て買ってしまった。世界各地で評判となり、日本での凱旋出版という。著者は、日本藝術大学彫刻専攻修了のアーティストで、45歳から劇画を描き出し現在58歳。スタイル抜群の美女たちが、中東や日本を舞台に激しく戦いを繰り広げる。その疾走感は半端ない。ストーリー自体にはそれほど惹かれないが、このビジュアルは、まさしくアートだ。最近のパソコンで描かれた漫画とは違い、ペンや筆が走っている感じがする。

2023/10/19

[眠る山猫屋]

読み友さんの熱いレビューを受けて！クッソ何だこれメッチャ熱い篤い暑いじゃん！裏切りと復讐と仁義が連鎖して、そして逝く。義理を通した相手に裏切られ、復讐を終えた相手の深い心情に揺さぶられ・・・。気持ちの行き場がっ！！独裁者ラシード、どんだけ外道かと思いきや、あんたってヤツは・・・。この油断できない世界観を真似やがったなアマプラ『次元大介』め！いや、あっちも大好きだけども・・・。猥雑で迷宮じみたヨコハマの闇、曲者たちの乱闘が始まる。

2024/03/21

[毎日が日曜日]

★★★★

2024/05/06

[F4ふぁんとむ]

昔はこういうまんががたくさんあった。下手とかうまいとか、理屈とかなんとかすべてすっ飛ばしてとにかく前へ進む。大好きです。

2024/03/09

[ぷほは]

Xで見邦訳版が流れてきた時点で購入は決定済み。やっぱ電子ではなく日本の印刷技術で商品化された紙で持っておきたい。こまけーこたぁいいんだよ！というノリが最高なのに、ソ連やアフガンや中国などのグローバルな地政学的想像力も掻き立てられながら疾走していく泥臭く荒々しいタッチと、モードでスタイリッシュなデザインとが交互にページを埋め尽くしていくのだから、マンガを読むという行為の贅沢さを存分に味わえる。1年に一冊ペースで良いから長く続いてほしく、終盤で初期とすっかり変わったキャラの顔つきを比べて楽しみたいような作品。

2023/09/17