感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
29
小説は、2回読み、映画とテレビドラマも見た。そして、漫画。いつ読んでも、見ても考えさせられる。ミッドウェイ海戦のシーンは、アメリカも捨て身の雷撃を仕掛けてきている。以前、赤城にのっていた方がいたが、今、思うともっと話を聞いておけばよかったと思う。しかし、爆弾から魚雷に付け替え中に攻撃され、誘発を引き起こしていることを知り、胸が締め付けられた。我が祖父も、船に乗る順番待ちをしていたが、出た船が潜水艦に攻撃され沈没したことで、乗艦が取り止めになったそうな。戦争は知らないが、戦争はしないことは伝えていきたい。2018/08/11
でろり~ん
2
コンビニ本。悪くない感じです。原作は超有名な小説ですよね。なんとなく避けていた感じがあったのですが、なるほど、こういう設定だったんですねえ。特攻隊の生き残りという人の話を聞いたことがありますが、戦争というのは、実感というかその空気感というのか、本当には理解しがたいものがあります。それをそのまま描こうとしているのかもしれません。まだ上巻ですので結論めいたものの提示はありませんが、志願兵という人たちにも、志願せざるを得ない忖度めいた気持ちや、日本社会特有の無言の圧力みたいなものもありそうに思えますけれどね。2020/05/23