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内容説明
街をモザイク状に襲うM震―その源は、少年リュウの“血”にはらまれた危険な超能力によるものなのか。この世に“崇高なる破壊”をもたらすことを目的とした教団“星なき荒野”。その教祖・蓮沼無熱が、自らの体細胞DNAより生み出したクローン、それがリュウという存在の真実であったのだ。仲間の大輔や母・唯花らと離れ、廃墟の街をひとりさまようリュウ。失意の彼に、教団の魔の手が迫る。壊してしまった空間と、壊れてしまった心が交錯するとき、世界はどんな姿を見せるのか!?書き下ろし第二弾。
著者等紹介
中井紀夫[ナカイノリオ]
1952年11月20日生まれ。武蔵大学人文学部卒業。1985年、第11回ハヤカワ・SFコンテストで「竜の降りる夜」が参考作に選出され、デビュー。1988年、「山の上の交響楽」で第19回星雲賞短篇部門受賞
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