エロスの涙

エロスの涙

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  • サイズ A5判/ページ数 195p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784845709489
  • NDC分類 954
  • Cコード C0098

内容説明

バタイユが病苦と闘いながら自ら図版収集や編集まで手掛け、1961年に遺作として仕上げた彼のエロティシズム研究の集大成が本書である。まさに生涯をかけて暴力性と聖性の関係を究め続けた成果であり、その背景にある共通のオブセッションである「死」を暴き出す。また、膨大な図版と共に、バタイユ思想と美術の中のエロティシズムの歴史のエッセンスが比較的明快な語り口で展開される、格好の入門書とも言える。

目次

第1部 始まり―エロスの誕生(死の意識;労働と遊び)
第2部 終わり―古代から現代へ(ディオニュソス、あるいは古代;キリスト教の時代;結論に代えて)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

🍭

6
702(芸術史、美術史)図書館本。リブロポート1995年2月25日発行。バタイユのエロス論の入門書。図版を多く収録していて、美術とエロス、宗教画(文化史)という関係性を丁寧に読み解こうとしているので、興味深いがサドのエロス観も個人的にはなんか違うように感じるな。今月は忙しい中頑張ってテキストを開いてはいるけれど、ちょっと丁寧に読んでいるという感じがしないのでもう少し頑張りたい。もうこの時間には眠くて仕方ないので寝る。2025/07/13

フォンテーヌ赤井

3
病の中、最後の力を振り絞って書いた作品。後書き解説にもあるように、遺書とも言えるのかもしれない。しかし、バタイユをもっと読んでから読めばよかった。わかりやすい文体、翻訳でありつつ、その熱情に揺さぶられた。2025/03/26

抹茶ケーキ

0
『エロティシズム』で展開されているエロティシズムと死の類縁性を世界史的に記述した本。死ぬ少し前に書かれた入門書らしく、エロティシズムの内容がかなりわかりやすく書かれている。また図版も多いのですぐに読める。2015/12/20

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