内容説明
広告宣伝は大衆を操作したいという動機にもとづいており、一時的な意識的知覚の抑圧、そして無意識的な記憶蓄積のためにイメージをつくりだす。それらのイメージは、認識されない、意識的には取るに足らない経験になるように、作られている。現代はサブリミナル・テクニツクによる恐るべき「操作の時代」なのだ。メディアは「操作」する。
目次
第1部 サブリミナル・メディア・テクノロジー―権力と利益を得るために精神を悪用する(自分の頭で考えていると信じている人びとのために;開かれた心に、見破られずに入り込む方法;意識の裏側)
第2部 言語と文化―洗脳のための道具(メディア―脳を洗うコインランドリー;いかにしてわれわれは自分が知っていると知っていることを知るのか;真の実体―象徴的現実;原因と結果―すべてのなかで最大の幻想;ステレオタイプの期待;自己充実的予言;客観性の自己閉塞的世界;永遠に閉ざされた精神)