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内容説明
サブカル界の兄貴・掟ポルシェが全裸で書いた破天荒な生き様がここに!!
目次
第1章 初めてのバイト―新聞配達
第2章 大学までにやったバイトの数々
第3章 正社員―失業
第4章 エロ本の編集
第5章 ビルの窓拭き
第6章 整理屋の恩人―ロマンポルシェ結成へ
特別バイト対談1 掟ポルシェ×藤井隆
特別バイト対談2 掟ポルシェ×志磨遼平(ドレスコーズ)
著者等紹介
掟ポルシェ[オキテポルシェ]
1968年北海道生まれ。1997年、男気啓蒙ニューウェイヴバンド、ロマンポルシェ。のボーカル&説教担当としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
85
レビュで気になっていたのだがこんな本は図書館にあるはずもなく、そのまま放置。ふと著者の名をググるとこの本の元のWEBコラムがあり読み出すと止まらない。クズ極まりないのを自認している著者のバイト・就職のエッセイ。バブル期ならではの内容でもある。欲しいレコードや女子プロレス巡り、楽器購入でキャッシングしまくってどん詰まりの著者の奇跡に脱帽。どうでもいい情報ばかりの文体に爆笑しまくりでこういうのこそ読む価値がある。実に素晴らしい。2021/02/07
Gemi
18
むぅ…これは男として、いや人として安心感を得ながらも危機感を抱いてしまった衝撃作品。自分もそれなりに怠惰で無気力でアホな20代を過ごしてきたものだと自覚しながら生きている。私の周りにも奇人変人、変態なんぞはごまんといる。そんな自分ですらドン引き…いやちょっと引くぐらいの面白自伝。掟ポルシェ。どこで聞いたかいつ知ったかは記憶にない。そんな彼の著作をわざわざリクエストしてまで借りて読んだのは今の自分が読むべき!と神が紙を与えたもうた。これこそ天啓!こんな最底辺の人間がのうのうと生きていることに安堵するしかない2018/11/02
0607xxx
14
新聞配達から始まった掟ポルシェ氏のバイト人生は終始、仕事や社会をなめた姿勢でクソみたいな生活が続く。「類は友を呼ぶ」の言葉の通りバイト仲間も中々で面白かった!読了後は、人生は何が起こるか分からず、無駄なことは無いように思えた。2018/05/03
あび
13
こんなに文章が上手いとは知らなかった。そもそもコラム連載などが主な仕事だったとは…今は出版業界の不況によりほとんどその仕事も無くなってしまったようだが。とにかく色々なバイトを経験されていて、そこで出会うめちゃくちゃな人間たちとの交流がとにかく面白かった。掟ポルシェ自身もめちゃくちゃだけど。読んでいて感じたことは、とにかくラッキーな人だなという印象。行動力がある上に、引きの強さみたいなものを兼ね備えている人間が特殊な世界で生きていけるんだなと感じた。無駄に思える趣味ほど後で生きてくる、の言葉が良かった。2018/02/13
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
12
ロマンポルシェの音を知らなかったので、これを書くにあたり動画をみました。掟ポルシェといえば吉田豪とつるんでいる人ぐらいの認識しかなく、某密林で「とにかく文章がすばらしい」というレビューが多かったことにひっかかってしまった私を許してください。自分自身のダメ自慢、遭遇したダメ人間の凄さ自慢についてはとくに驚くこともなかったのだけど、重ねる借金のもとになったシンセサイザー愛が白眉であったとでもいうか。なぜそっち方面を志向するようになったかってのは他の著書を見たらわかるのかしら。2018/08/27