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立東舎文庫
手塚治虫映画エッセイ集成

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  • サイズ 文庫判/ページ数 527p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784845628292
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0192

内容説明

漫画家として、またはアニメーション監督として多忙な日々を送るなか、年間365本の映画を観ると誓いを立て、それを実践した筆者が、その幅広い知識と映像体験をもとに、映画への限りない愛情と憧憬を綴った映画エッセイをこの一冊に集約。瀬尾光世からウォルト・ディズニー、オーソン・ウェルズにビリー・ワイルダー、ジャック・タチ、さらには黒澤明、ジョージ・ルーカス、ウディ・アレンまで。実写もアニメも、娯楽作も実験映画も、古今東西のさまざまな作家や作品を語り尽くす。これまで単行本未収録だったエッセイ12篇を初収録した決定版!!(「観たり撮ったり映したり」改題)雑誌連載時の手塚自身による挿画を57点すべて収録!

目次

第1章 映画ファンの視点から(A型的パラノイア;「妖怪天国」出演の記 ほか)
第2章 私的作品論(サリエリに同情;火星年代記 ほか)
第3章 アニメーションあれこれ(アニメ家族の断絶;おんぼろバイブル ほか)
第4章 映画鑑賞備忘録(こわく“切ない”映画;ほとんど恐怖 ほか)
第5章 単行本未収録エッセイ(古きハリウッドに乾杯!;ある選考 ほか)

著者等紹介

手塚治虫[テズカオサム]
1928年、大阪府豊中市生まれ。兵庫県宝塚市で少年時代を過ごす。46年マンガ家としてデビュー。翌年発表した「新寳島」等のストーリーマンガにより、戦後マンガ界に新生面を拓く。62年アニメーション作家としてデビュー。翌年から放映したテレビアニメ「鉄腕アトム」により、テレビアニメブームをまきおこす。89年2月9日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ichigomonogatari

4
キネマ旬報に連載した「観たり撮ったり写したり」を元に作られたもの。一年に365作の映画を見ることを自分に課していたそうで、手塚治虫氏がここまで映画が好きとは知らなかったが、考えてみればアニメ狂だった。ユーモラスな文章がさえていてとても面白い。押しも押されぬ漫画&アニメ作家なのに、時が経つにつれライバルも増えるし、手塚は終わった的なことも言われてたようで負けん気を発揮している。とても生き生きとしたエッセイ集。2025/07/02

GO-FEET

4
手塚治虫の映画好きは有名だけど、これだけまとめて映画に関するエッセイを読むのは初めて。マンガ雑誌「COM」に「火の鳥」を連載していた頃の手塚治虫は中学生にとっては神でした。ちなみに小学生の頃の神は横山光輝で高校生の頃の神は白土三平でした…2017/03/20

Koshi

1
キネマ旬報に1982年3月下旬号~1987年8月下旬号まで全60回連載された「観たり撮ったり映したり」を基にした1作。1年に365本映画を観ることをマイルールとし、それを十数年も続けていたかなりの映画狂手塚治虫。あれだけマンガの連載を持ちながらどうやって毎日映画を見続けることができたのだろう。彼の1日の生活を考えるとぞっとしてしまう。彼の映画愛がぎっしりと詰まったエッセイを読むと、彼の愛する映画たちを忽ち観たくなる衝動に駆られるはずだ。実際に私は『アマデウス』と『カイロの紫のバラ』を鑑賞したのであった。2018/12/28

ATSUSHI

0
この本で映画の魅力を改めて知った。 私自身映画はたくさん観てきてると自負していたが、本書を読んで、まだまだ知らない映画があることもわかったし、手塚先生の文章は何と言っても読みやすいし面白いに尽きます。2017/11/25

オリエ

0
超人、手塚治虫。手塚先生のマンガだけでも超人ぶりを感じるが、このエッセイを読んでますます超人となる。取り上げている映画を観てなくても楽しめるエッセイ。東京ディズニーランドのことが書いてあったが、私が手塚先生の訃報を知ったのは東京ディズニーランドに行った夜のホテルだったことを思い出した。あのショックは忘れられない。2017/03/20

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