出版社内容情報
聴覚障害のある親の通訳の役割を巡り揺れ動くコーダの思いと親子関係について、多くのコーダと親の語りを通じて解説・分析する1冊。
目次より
はじめに
序章 この本を読むにあたって
1.通訳の役割に注目した理由
2.各章の内容
第1章 コーダとは?
1.コーダの定義
2.コーダの人数
3.「コーダ」という言葉の始まり
4.コーダから見た親との日常と外の世界
5.「コーダ」という言葉があることの意味
第2章 コーダときこえない親との会話状況
1.コーダと親との会話方法
2.コーダと親との会話は,どれくらい通じるの?
第3章 コーダの通訳というケア役割
1.コーダが担う通訳とは
2.コーダの青年期における通訳の実態
3.通訳の役割とは
第4章 コーダと親の変わりゆく気持ち
第1節 コーダの変わりゆく気持ち―児童期・青年期・成人期
第2節 親の気持ち―コーダの児童期・青年期から成人期
第3節 きこえない親が大好きなまま大人になったコーダ
第4節 親を受け入れる時期が遅いコーダ
第5章 コーダが親を守る気持ち,親がコーダに頼る気持ち
第1節 コーダが親を守る気持ちは,何によって形作られるのか
第2節 親がコーダを頼る気持ちは,何によって形作られるのか
第6章 親子関係のかたち
1.青年期のコーダの3つの親子関係のかたち
2.3つの親子関係のかたちとは
3.3つの親子関係のかたちと関連するもの
4.3つの親子関係のかたちのまとめ
5.役割逆転型のコーダは,ヤングケアラーかもしれない?
6.固定化されない親子関係
第7章 コーダの健やかな未来のために
第1節 周囲の方々へ
第2節 きこえない親の方々へ
第3節 コーダの方々へ
引用文献
おわりに
目次
序章 この本を読むにあたって
第1章 コーダとは?
第2章 コーダときこえない親との会話状況
第3章 コーダの通訳というケア役割
第4章 コーダと親の変わりゆく気持ち
第5章 コーダが親を守る気持ち、親がコーダに頼る気持ち
第6章 親子関係のかたち
第7章 コーダの健やかな未来のために
著者等紹介
中津真美[ナカツマミ]
東京大学バリアフリー支援室特任助教。筑波大学大学院人間総合科学研究科生涯発達科学専攻博士課程修了。博士(生涯発達科学)。青少年を対象とした福祉・教育領域の現場勤務を経て、2005年、東京大学バリアフリー支援室に入職。障害のある学生・教職員への支援のほか、全学構成員へのバリアフリーに関する理解推進のための業務に従事している。ろう者の父と聴者の母をもつコーダであり、コーダの親子関係の心理社会的発達研究にも取り組む。J‐CODA(コーダの会)所属。専門領域は、聴覚障害学、障害者支援、家族支援など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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