立東舎文庫<br> 徹子と淀川おじさん 人生おもしろ談義

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立東舎文庫
徹子と淀川おじさん 人生おもしろ談義

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784845627516
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

人気番組『徹子の部屋』での13回にわたる2人の対話が1冊の本に!そこで語られたのは、毎日を楽しく過ごすための淀川流人生論や、日常生活で目にした素敵な光景、もちろん映画のこと、そしてチャップリン、ユル・ブリンナー、永六輔、和田誠、谷崎松子(谷崎潤一郎夫人)らとの交流の模様まで、さまざまな話題です。そのどれもが心にしみわたり、日々の暮らしに潤いをもたらしてくれることでしょう。

目次

日々の楽しみを自分で作る―三月九日にウグイス来てホーホケキョと鳴いたら“サンキュ”になるの。嬉しいね
映画のこと―いつも必ず“いい話”。素敵な話を一日ひとつずつ持てるといいですね
お母さんのこと・1―六十、六十一、六十二って掛け声をかけながら、母の背中にお湯をかけてあげました
チャップリンのこと―チャップリンの映画は単に面白いだけではなく、骨身削って作られてますね
映画と映画解説のこと―映画にはどこかに必ずいいところがあるんです。探すと必ずあるんですね
言葉について―「ひとつの言葉はそれぞれにひとつの心を持っている」―素敵ですね
書くことと見ること―ニューヨークでは二週間に三十本の映画を見ることを目標にしていました
ユル・ブリンナーのこと―エキゾチックなだけじゃない、彼は本当の名優だったね
人々との出会い―人を愛するということは、いいもの見たり、いい感激を受けることと同じですね
家族のことひとりでいること―父、姉があまりに贄沢だったから、私はとてもケチになったんですよ
お母さんのこと・2―“気づく”ことができるようになるのが、人生ではいちばん大切です
春風のような女性―谷崎松子さんのこと―松子さんがいなかったら、谷崎潤一郎はきっとあのような作品を書けなかった
人生とユーモア―面白いタクシーの運転手さん。小さなことでも楽しいことが起きると嬉しいね

著者等紹介

黒柳徹子[クロヤナギテツコ]
東京生まれ。東京音楽大学声楽科を卒業し、NHK放送劇団に入団。NHK専属のテレビ女優1号として活躍。『窓ぎわのトットちゃん』の印税で「社会福祉法人トット基金」を設立。日本初のろう者の劇団を全面支援。ユニセフ(国連児童基金)親善大使、舞台女優としても活躍中。人気番組『徹子の部屋』は2015年に40周年を迎えた

淀川長治[ヨドガワナガハル]
1909年神戸生まれ。「映画世界」編集部を経て、ユナイト映画などで宣伝を担当後、’48年から「映画之友」編集長。’66年からは「日曜洋画劇場」の解説を始め、独特の話しぶりで人気を得た。’98年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

道楽モン

34
当たり前のことながら淀川先生を知らない世代が増えているが、我々おっさん達にとって映画の大先生なのだ。テレビ放映での映画解説は3分程度だが、映画雑誌の連載やラジオ放送を通じて、映画の観方や味わい方を指南してくれた大恩人。私生活や頑固っぷりに毀誉褒貶あるが、名画の数々や名優・名監督をたくさん学んだのは事実。親友の一人でもあった黒柳徹子の「徹子の部屋」全13回出演の書き起こし。一流を見抜く鑑賞眼を持つことが大切だと何度も説いている。ちょっと前まで、植草甚一や双葉十三郎など、素直に信頼できる存在がいたよなぁ。2024/10/15

ムーミン2号

7
「徹子の部屋」に淀長さんが出演されたのは合計13回。その13回分の対談が収められていて、映画のことはもちろん、淀長さんの人生のこと、親兄弟のこと、そしてチャップリン、ユル・ブリンナー、エリザベス・テイラーなどの俳優・女優のこと、更に「友の会」のエピソードなど汲めども尽きぬ魅力にあふれた対談を読むことができる。知っているエピソードより知らなかったものの方が多く、淀長さんのことをいろいろ知りたいワタシにはとっても興味深い本だった。2020/09/26

hirayama46

5
淀川長治が「徹子の部屋」にゲストで来た際のトークを文字起こしした一冊。長寿番組とはいえ、13回というのはなかなかの登板回数ですね。わたしが映画を見始めたのはここ数年なので、淀川長治が解説をしていた「日曜洋画劇場」を見たことがないのですが(というか、解説者がいるテレビ映画を見たことがありません)、一度見てみたかったな……とは思います。本書で見られる淀川長治のエッジさは、どの程度短い時間での解説で出ていたのかな。2020/07/13

踊る猫

4
淀川長治先生が凄いのはもちろんのことなのだけれど、黒柳徹子氏もここまで凄い人だとは。不見識をただただ恥じ入るばかりである。こんなに好奇心旺盛で知性に溢れた人物だからこそ先生に、映画の話ばかりではなく人間的な「素」の姿をも披露させることが出来たのだろう。書籍に纏められることが前提で成り立っていないからこその緩さ(悪く言えば「ヌルさ」)は否めないが、それでもなおふたりのトークは知性と知性のぶつかり合いの様相を呈しており、それが知的遊戯としてかなりの域に達していると思う。だからこそ『徹子の部屋』は面白いのだろう2016/03/17

prosper12

3
つくづく淀川さんは沢山の映画をみて、沢山の人と会われてきたのだなあ、と感じた。ほろっとくる話しもあり、改めておじさんの解説を聞き直したい。 2020/03/13

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