内容説明
JB(ジェームス・ブラウン)もEW&F(アース・ウィンド&ファイアー)もジャズ!?世界初、クラブ世代のための“踊れるジャズ”論。
目次
第1章 クラブ・ジャズの魅力
第2章 クラブ・ジャズの定義
第3章 踊れるジャズ(旧譜)
第4章 踊れるジャズ(新譜)
第5章 ジャズの影響を受けたダンス・ミュージック(旧譜)
第6章 ジャズの影響を受けたダンス・ミュージック(新譜)
第7章 クラブ・ジャズの楽しみ方
付録
著者等紹介
沖野修也[オキノシュウヤ]
DJ/クリエイティブ・ディレクター。クラブ・ジャズ・ユニット、キョート・ジャズ・マッシヴを立ち上げ、シングル/アルバムを全世界でリリースする傍ら、東京・渋谷のクラブ「ザ・ルーム」のオーナー、イベント「Tokyo Crossover/Jazz Festival」の発起人を務めるなど、常にクラブ・ジャズ・シーンを牽引し続ける存在。また、プロデューサーとして、モンド・グロッソ、スリープ・ウォーカー、吉澤はじめ、DJカワサキらを手掛けるほか、ユナイテッド・シネマのラウンジ「Breathe」、りそな銀行Tokyo Midtown支店の音楽デザインを担当するなど、各方面で活躍中。2006年、初のソロ・アルバム『United Legends』(ジェネオン・エンタテインメント)を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zirou1984
31
DJやプロデューサー、KYOTO JAZZ MASSIVEとしての活動によってクラブ・ジャズのシーンを作り上げてきた沖野氏による入門書。アシッド・ジャズからロバートグラスパーへ至るその潮流はDJカルチャーとJAZZミュージシャンの交差点であり、真摯なジャズへの愛に根付きながらその枠組みを拡大していく、世界的なクロスオーバーを果たしていたことがよくわかる。巻末のディスクガイドも、この曲をかけるなら前後にどんな曲を合わせるかという選曲がなされており、音楽に新しい文脈を形成させようとする姿勢が伝わってくる。2015/01/17
弦舞茶
6
★★☆☆☆ 栄養が多すぎて、お腹がいっぱいです!2014/02/23
ressenti-man
1
多分賛否両論あるのだろうけど、ちゃんとこうやってまとめて参照枠を作るという仕事をしているので、沖野修也は偉いと思う。ぼくはこの分野は素人なので、単純に勉強になった。あと『DJ選曲術』を受けて、ディスクガイドも繋ぎを意識して書いているという工夫も流石。2012/02/11
nizimasu
1
沖野さんの渾身作。改めて読んだら、90年代のクロスオーバーシーンの奇跡的な盛り上がりぶりがよみがえる。さらにはジャズの体系的ではないが、クラブ視点からの解説は見事につきる。今のDJでここまで世界観を活字で表現できる人は居ないだろうなあ2011/07/06
tanigon
1
厚みの割に内容があまりないと思った。歴史的背景も考察も主張も仮説もどうも薄い、というかピンとこない。でも、後半のディスクガイドは入門にピッタリ。2009/05/17