内容説明
ドミナント・コード。つまりハ長調におけるソシレファの和音を聞いていると、その不安定な響きからトニック、つまりドミソの和音を聞きたくなる。あの複雑で多岐にわたるコード進行も、生理現象とも言えるこの感情に集約されてしまう。逆に言えば、ドミナント・コードこそがコード進行を生む源。本書では、まさにコード理論のハイライトとも言えるテーマを、詳しく、そしてわかりやすく解説している。
目次
第1章 セカンダリー・ドミナント・コード修得術 長調編(セカンダリー・ドミナント・コード;音階和音とセカンダリー・ドミナント・コード ほか)
第2章 セカンダリー・ドミナント・コード修得術 短調編(音階和音とセカンダリー・ドミナント・コード;セカンダリー・ドミナント・コードへのトゥー・ファイヴの応用 ほか)
第3章 ドミナント・コードの代理和音修得術(ドミナント・コードの代理和音;代理和音の応用によるドミナント・モーションおよびトゥー・ファイブの変化 ほか)
第4章 ドミナント・スケールとテンション(ドミナント・スケールの種類;各ドミナント・スケールの成り立ち ほか)