目次
第1章 筑波山神社と筑波山信仰について(筑波山神社について;筑波山信仰の伸展)
第2章 筑波山信仰の組織と機能(第一次信仰圏における大当講について;松塚村の概観と大当講 ほか)
第3章 筑波山信仰にみる地域社会の講集団(大当講とマケ氏神;大当講と女人講―十九夜・二十三夜講 ほか)
第4章 筑波山麓における社会経済集団としての講(北条と秋葉講の概略;秋葉講の成立と展開 ほか)
第5章 蚕影考―常陸国蚕影神社を中心にして(養蚕業の展開と蚕影神社;常陸蚕影神社と養蚕信仰 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
12
筑波山のことを調べようとして見つけた本。筑波山は山岳宗教といわれているのに、調べても講集団のことしか出てこず不思議に思っていたが、読むといろいろわかってきた。この本は1981年初版、2012年改訂新版◇大当講の話、女人講、犬そとば、秋葉講、蚕影山など、奈良との関連、商業の話、農業の話、養蚕の話など、筑波が意外と古い時代から影響を持っていたことがわかる。◇一方で、山岳信仰という面では弱いと思ったら「筑波山は容易に登拝することができ、苦行(修行)というより物見遊山に化した」のではないかと書かれていて納得。2023/05/20
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