内容説明
伝説の棋士。逆境に負けない心の持ち方を説く!土壇場でこそ、氷のように冷静であれ!
目次
1章 揺るがず、動ぜず逆境をはね返す
2章 土壇場でこそ氷のように冷静であれ
3章 ツキを呼び込め 強運を手に入れろ
4章 攻防一如にすべてを賭けろ
5章 求めず、とらわれずあるがままに構える
6章 勝つための心・技そして体
7章 我かく闘えり―中原誠名人vs「六十三歳の挑戦者」
著者等紹介
大山康晴[オオヤマヤスハル]
将棋棋士。岡山県倉敷市生まれ。5歳から将棋を覚え8歳の頃に平井長之丞二段の指導を受ける。その後小学校卒業と同時に木見金治郎九段の内弟子になる。昭和15年に四段に昇段し、軍隊を経験した後、昭和22年に七段に昇段する。昭和15年にプロとして認められる四段に昇段し、軍隊を経験したあと、昭和22年には七段昇段。昭和25年に木村名人との対局に勝利し、関西の棋士として初めて名人となると、昭和29年には出場した全棋戦(名人・王将・王座・全八段戦・勝抜戦・NHK杯・早指し王位)を制覇し、続いて5期連続名人位を保持し、15世永世名人の資格を得る。「永世称号」として、十五世名人・永世十段・永世王位・永世棋聖・永世王将の五つをもつ。平成4年7月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinaba
2
よくある自己啓発スタイル本なのだけれど、「助からないと思っても助かっている」の形で完全に将棋の上での格言と思って理解していた言葉が「助かっているのに助からないと思っている」という形で人生訓として書かれたのを読むとまた別の理解があって、読んだ価値があった2017/09/18
Butterfly
1
将棋由来ではあるものの、暮らし方に多く当てはまる事があり、読んで良かったと思う。本中にある局面図の文字を、他の棋書にも用いて貰いたい。2019/05/08
コバヤシ
1
将棋の受けの名手として名高い彼の勝負勘や思考術や心構え。「助かるのに、助からないと思っている」「勝ちは相手のミスによる」「優勢を勝ちきる難しさ」など、勝負事をする人には参考になる部分も多い。2017/12/01
Tatuyuki Suzuki
0
すごく勉強になる一冊でした。読んで損なし2017/11/08
tamagotree
0
将棋というゲームにおける心構えみたいなの、なるほどなと。さすが大山名人と思いました。(図)2021/06/03