内容説明
お酒という迷路を抜け出す正確な地図。全ての悩めるお酒のみに贈る画期的な禁酒法。
目次
お酒は簡単にコントロールできる
お酒の問題は実はシンプル
あなたはアルコール依存症?
食虫植物とハエ、お酒と人
お酒という名の牢獄
「幸福」という名の麻薬
あなたは洗脳されている
人間の体は素晴らしいマシンだ
どうしてお酒の罠にかかったのか?
精神力でお酒はやめられない〔ほか〕
著者等紹介
カー,アレン[カー,アレン][Carr,Allen]
1934年生まれ。1983年に独自の「やさしい禁煙法」を創案。その評判はたちまち世界中に広まった。今回、全く同じ考え方のもとに、自然に簡単にお酒をやめられる画期的な方法を説いてくれた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネジ
27
★★★☆☆ 禁酒は誘惑を断つ根性論ではなく、依存症として向き合うことでしか成しえないとする著者の主張。飲酒というより、依存症全般に対する考え方のように感じた。納得できるところもあるが、飲酒の定量的なデメリットも示して欲しかったなぁと思った。 ①普通の飲酒者と依存症患者は本質的には同じであり、症状の進行具合の差があるだけである。 ②飲酒は制御できるものではなく、意志の強弱は克服に寄与しない。 ③酒の健康面へのダメージに比して好印象が持たれているのは、文化による刷り込みの面がある2023/11/10
technica2015
8
健康上の理由でアルコールを止めなければいけない人はこれを読むとかなり楽になれると思います。アレン・カーは禁煙セラピーの本が有名ですが、どちらの本も書かれていることはほぼ共通。何かに依存してしまう人間の心理を見事に解明し、一つ一つ丁寧に薬物依存から抜け出す手助けをしてくれます。ちょっとオーバーで洗脳臭いところもありますが、健康になれるなら洗脳だってウェルカムという気持ちで読んだらいいと思います。2015/02/21
m
7
禁煙セラピーが効果があるそうですが、タバコを吸わないので体験できず。それならば、お酒なら私も飲んでいるわ!と読みました。行動を変えるとき、自分が本当に納得できるような理由があれば苦痛なくやめられることがわかった。本当にみんなが禁酒をできたら、酒税が減り税収減。それはそれで困るだろうなぁと思ったけれど(笑)良書と思います2014/07/29
みやざき しんいち(死ぬまでにあと1,000冊は読みたいんだ)
5
重症なのか?二度読んでみたけど、「一杯ぐらいいいんじゃないの」という疑問はなくならなかった。ざんねん。2014/08/30
デビっちん
4
禁酒するつもりはないが、他のことに応用できるのでは?と思って読んでみた。大人になったら酒が飲めるという、あこがれ幻想が仕組まれていた。酒には脱水効果があるので、飲めば飲むほど自然とアルコールを求めてしまう。誰もが飲酒をコントロールしているように見えて、酒の魅力に引かれて依存度が増してしまう。コントロールしているようで、実は初めからコントロールなんてできてなかったんだとわかった。コントロールなんてできないから、止めてしまえばいいという発想。飲むと楽しくなる、勢いがつくのも酒幻想。2014/10/25
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