出版社内容情報
PEACE BOOK③ 敗戦直後の1945年9月、東京・羽田の住民に対してGHQ(連合国軍)から突然の命令が下る。
「48時間以内に退去せよ」。これにより先祖代々暮らしてきた故郷を人々は一瞬で失うこととなった。
かつては江戸前の漁師町として、そして現在は空の玄関口として発展を続ける羽田。
しかし、そこに強制退去の悲劇があったことはほとんど知られていない。
現地を歩き、たんねんに史実を掘り起こし、戦争のもたらす悲惨さと理不尽さを問うノンフィクション。
【目次】
1章 一九四五年九月二一日
2章 疎開、空襲、食糧難…泥沼の戦中から敗戦へ
3章 集落としての羽田の始まりと明治期の繁栄
4章 飛行場開場、GHQによる占領…激動の昭和期前半
5章 守りたい、令和まで八◯年続く平和を