出版社内容情報
現在、高齢者の8人の1人が認知症とされ、今後、ますますその数は増えていきます。2024年には認知症基本法も施行され、認知症という病気が「当たり前」の社会を私たちはこれから生きていきます。認知症とはそもそもどんな病気なのか。どう向き合えばいいのか。認知症の人たちとの共生社会を若い世代といっしょに考えていきます。
目次
1 認知症ってそもそもなに?(認知症ってどんな病気?;脳がどう変化すると認知症になるの?;認知症になるとどういう症状が出るの?;認知症はお年寄りの病気でしょ?;認知症はどんな病院に行けばよいの? ほか)
2 家族や身近な人が認知症になったら?(認知症の人はなにをどう感じているの?;身近な人が認知症になるとなにが起こるの?;認知症の人に声をかけるときの心がけは?;認知症は「家族がなんとかするもの」なの?;認知症かなと思ったらどこに相談すればよい?)
著者等紹介
宮〓雄生[ミヤザキユウセイ]
医師・医学博士。国立病院機構北海道医療センター脳神経内科医長、臨床研究部副部長。1998年北海道大学医学部卒、2007年北海道大学大学院博士課程卒。2007年国立精神・神経医療研究センター免疫研究部、2010年マギル大学(カナダ)、2012年より現職。日本神経学会専門医・指導医。認知症専門医・指導医。総合内科専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
1
基礎知識: 認知症 記憶障害 注意力低下 判断力低下 見当識障害 妄想 幻覚 徘徊 脳の病気 神経細胞損傷 認知症の種類と特徴: アルツハイマー型 レビー小体型 血管性認知症 前頭側頭葉変性症 海馬萎縮 大脳機能低下 血流障害 行動変化 人格変化 幻視 診断・治療と支援: 神経心理検査 画像診断 薬物療法 非薬物療法 環境調整 安全対策 ケアシステム 医療介護連携 包括支援センター 家族支援 社会的理解と対応: 誤解 偏見 社会的認知 感情的負担 非言語対応 多文化共生 ストレス管理 地域連携 共生社会2025/03/24
たぴ岡
0
身近に認知症の親戚がいるので読んでみた。子ども向けの本だからと思っていたけど、難しい。いろんな種類があって、人によっていろんな症状が出るんだなと思った。記憶障害ばかりだと思っていたけど、失語とか失行というものもあると初めて知った。まずは認知症であっても、その人はその人なんだと受け入れることが大切なのかな。少し性格が変わってしまうことはあっても、別の人間になったわけではないことを忘れないでいたい。難しいかもしれないけど、適切な対応ができるような大人になりたい。2025/05/15