エッセンシャルワーカー―社会に不可欠な仕事なのに、なぜ安く使われるのか

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エッセンシャルワーカー―社会に不可欠な仕事なのに、なぜ安く使われるのか

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  • サイズ A5判/ページ数 350p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784845118496
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

スーパー従業員、保育士、ごみ収集作業員、看護師、介護士、トラックドライバー…社会にとって不可欠な仕事(エッセンシャルワーク)の待遇はなぜこんなにも悪いのか。あまり知られていないそれらの仕事の実態から、なぜ待遇悪化が起きているのか、それが私たちの社会にどう跳ね返ってくるのかをあきらかにする。エッセンシャルワーカーの国際比較を通じて、現状を変えていくためのヒントも提言。

内容説明

教員、スーパー従業員、看護師、介護士、ドライバー、ごみ収集作業員…“本物の仕事”なのに、なぜ低待遇のままなのか?頭でっかちで手足をやせ細らせた日本社会をアップデートするために。

目次

序章 知られていないエッセンシャルワーカーの働き方
第1部 スーパーマーケット、外食チェーンの現場 フルタイムとパートタイムの処遇格差―ドイツとの比較
第2部 自治体相談支援、保育園、学校、ごみ収集の今 予算削減で進む公共サービスの非正規化
第3部 病院、介護の現場はどうなっているのか 女性が中心に担うケアサービスの過酷さ
第4部 運送、建設工事、アニメーション制作のリアル 仕事を請け負う個人事業主の条件悪化
第5部 働き方はなぜ悪化したのか そのメカニズムと改革の展望

著者等紹介

田中洋子[タナカヨウコ]
筑波大学人文社会系教授。東京大学大学院経済学研究科修了。博士(経済学)。東京大学経済学部助手、筑波大学社会科学系専任講師、准教授を経て2008年より現職。ベルリン・フンボルト大学国際労働史研究所フェロー(2015‐16年)、ハーバード・イェンチン研究所招聘研究員(2017‐2018年)。専門はドイツ社会経済史、日独労働・社会政策。主な著書は『ドイツ企業社会の形成と変容―クルップ社における労働・生活・統治』(ミネルヴァ書房社会政策学会奨励賞、冲永賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

61
長期的な視座が、ますます無くなってきている状況が表出したもの。成長の2文字を、本来どういう意味なのかを考えるところに立ち戻ること。古い考え方かもしれないが、ものが、社会がますます見えなくなってきていることにも要因があるのではと思う。実体験からくるものの意味を、どう広げていくか。2024/06/27

kayak-gohan

20
エッセンシャルワーカーという言葉を初めて見聞きしたのは新型コロナウイルスが猛威を振るっていた2021年頃。その意味は「社会生活を維持していくのに不可欠な仕事」である。まずは感染リスクの高い現場で働く医療従事者や介護職がそれに該当する。続いて教員、保育士、ごみ収集作業員、建設請負業者、トラックドライバー、スーパーマーケット従業員といった職種もマスメディアで取り上げられたことで該当することを確認。2024/04/13

ヒラP@ehon.gohon

18
社会を支えていると言っても過言ではないエッセンシャルワーカーが、低賃金、非正規雇用、社会的評価の低さの中にあるという実場を痛感させられました。2024/07/13

とりもり

9
エッセンシャルワーカーの低賃金、過酷な労働環境について、国際比較を交えて現状と解決策を探る一冊。共著のためやや記述が散漫だが、パートでも正規雇用者(単一賃金)として無期雇用されるドイツの事例などは非常に感銘を受けた。本書では90年代以降の労働環境の悪化を「正規・非正規の二元化」と「委託・下請関係の市場化」に求めるが、個人的には「経営者の労働者へのリスペクトのなさ」と「消費者の過剰なデフレマインド」も大きいと感じる。特に後者が賃金の抑制要因となって非正規化を助長しているなら皮肉という他ない。★★★★★2024/01/22

どら猫さとっち

8
新型コロナ禍で次第に登場した言葉、エッセンシャルワーカー。スーパーやコンビニ、外食チェーン店の店員、教員や相談員、看護師や介護士、トラック運転手など、日常生活を支える職務にいる人たちが、非正規労働者で最低賃金で働かされるのか。それぞれの研究者たちが、その実態と解決策を記している。本書はポリタスTVのイベントの動画を観て読んだもの。何故こんな働き方をしているのか。専門知識のある労働者も、何故ないがしろにするのか、腑に落ちない。2024/12/05

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