現代の反動思想と観念論

現代の反動思想と観念論

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784406017077
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

本書第一部では、天皇中心の日本という時代錯誤の危険な国家主義が、日米軍事同盟史観と奇妙な合体をみせるが、新たな政治イデオロギーを分析。本書第二部では、反動攻勢の時期にあらわれた思想的退廃の諸相、哲学的世界観にしのびよる非合理主義の風潮を徹底的に批判。

目次

1 政治反動とイデオロギー(天皇賛美は日本をどこへ導くか;中曽根「皇国史観」と「日米軍事同盟史観」の同居の危険;中曽根「新国家主義」の思想的特徴;中曽根氏の政治哲学と「戦後総決算」論;軍事ファシズム推進の思想―清水幾太郎「核の選択日本よ国家たれ」批判;反共知識人の反動的日本文化論―山本七平、渡部昇一、会田雄次批判)
2 現代観念論の諸相(現代観念論と非合理主義の深化―『新・岩波講座哲学』第九巻をめぐって;現代観念論の「地平」と「変革」―広松渉氏の『新哲学入門』を中心に;現状肯定と逃避の知的粉飾―浅田彰『構造と力』を読む;「ニュー・アカデミズム」とは何か)

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