内容説明
比例代表制選挙こそ私たちの政治不信を解消する希望の道。民主主義世界一のノルウェーから没民主主義の日本を見る。
目次
第1部 小選挙区制の日本(喜劇のような悲劇;ほとぼり冷めたら再登場;政党消えても政党交付金は消えず)
第2部 比例代表制のノルウェー(ノルウェーの若者はこうして鍛えられる;「首相の決闘」をTV観戦;女性が最も住みやすい町;むかし魔女 いま市長;一〇〇年前から比例代表選挙)
著者等紹介
三井マリ子[ミツイマリコ]
女性政策研究家。米コロンビア大学修士修了(フルブライト奨学生)。東京都議2期、大阪府豊中市男女共同参画推進センターすてっぷ初代館長、福井県武生市(現越前市)初代男女平等オンブッドを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
人間
8
小選挙区制は、大量の死に票を生み出す。“第一党であっても絶対多数(過半数)ではない党を絶対多数に押し上げ、その裏返しに第三党以下の議席を真の支持よりはるかに少ない数に押しつぶす”。ノルウェーのような比例代表制が日本に導入される日がくるのだろうか?ノルウェーではどちらかの性に偏ってはならないことが徹底されており、鍵はやはり比例代表制の選挙制度のよう。日本の政党交付金は公金なのに個人資産のようにマネーロンダリング可能になっているという闇の実態を明らかにしている。正常運用するための提言も書かれている。2021/12/28
-
- 和書
- 母の縁仏の縁