内容説明
今日、社会保険は社会経済の構造変化がもたらす様々な課題に直面している。これらに対応するためドイツの社会保険改革をとおして、固定的な観念にとらわれず柔軟な発想のもとで社会保険を考える新たな視点を提示する。
目次
第1章 皆保険・皆年金と連帯
第2章 社会保険と民間保健の収斂
第3章 民間保険会社の参入
第4章 社会保険における選択と競争
第5章 税財源投入の考え方
第6章 社会保険料に係る基本原則の変更
第7章 子の養育に配慮した社会保険料
第8章 非正規労働者の増加などへの対応
第9章 社会保険と最低生活保障
第10章 国際的な経済連携による影響
著者等紹介
松本勝明[マツモトカツアキ]
熊本学園大学教授。博士(法学)。1980年京都大学経済学部卒業、厚生省入省。在独日本大使館一等書記官、千葉大学助教授、厚生省福祉人材確保対策室長、マックス・プランク外国・国際社会法研究所招聘研究者、一橋大学教授、国立社会保障・人口問題研究所政策研究調整官、北海道大学教授などを経て、2016年から現職。社会保障の国際比較を中心に研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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