内容説明
なぜ沖縄でなくてはならないのか。1950年代から現在に至る在沖海兵隊の歴史を分析し、その実態をあぶりだす。
目次
第1章 1950年代における海兵隊の沖縄移転(戦後初期の在沖米軍基地と海兵隊;極東米軍再編計画 ほか)
第2章 1960年代の海兵隊「撤退」計画にみる普天間の輪郭(海兵隊の撤退、普天間の閉鎖;バックラッシュ―沖縄の戦略的重要性と海軍省の計画 ほか)
第3章 1970年代から1980年代における在沖海兵隊の再編・強化(沖縄返還と在沖海兵隊;在沖海兵隊撤退をめぐる日米協議1972‐1974年 ほか)
第4章 ポスト冷戦と在沖海兵隊(ポスト冷戦の31MEU;湾岸を目指す 海軍・海兵隊戦略 ほか)
第5章 在外基地再編をめぐる米国内政治とその戦略的波及普天間・グアムパッケージとその切り離し(普天間・グアム移転パッケージの成立;緊縮財政下の基地政策とグアム移転予算の凍結 ほか)
著者等紹介
屋良朝博[ヤラトモヒロ]
1962年沖縄県生まれ。フィリピン大学経済学部卒業。沖縄タイムス入社後、ハワイ東西センター客員研究員、論説委員を歴任。現在、沖縄国際大学非常勤講師
川名晋史[カワナシンジ]
1979年北海道生まれ。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科国際政治学専攻博士後期課程修了。博士(国際政治学)。(財)平和・安全保障研究所客員研究員。著書に、『基地の政治学―戦後米国の海外基地拡大政策の起源』(白桃書房、2012年、国際安全保障学会最優秀出版奨励賞受賞)
齊藤孝祐[サイトウコウスケ]
1980年千葉県生まれ。筑波大学大学院人文社会科学研究科国際政治経済学専攻一貫制博士課程修了。博士(国際政治経済学)。横浜国立大学特任講師
野添文彬[ノゾエフミアキ]
1984年滋賀県生まれ。一橋大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。沖縄国際大学法学部地域行政学科准教授
山本章子[ヤマモトアキコ]
1979年北海道生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。第一法規編集者を経て、現在、沖縄国際大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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