出版社内容情報
日本橋で御府内のよろず相談を引き受ける『千成屋』の女将・お吟は、会津から来た客を伴い「ほたる茶屋」にやってきた。ところが、茶屋の女将のおふさと幸助と呼ばれる店の若い衆の、ただごとではない会話が聞こえてきた。幸助が突然店を辞めさせてくれというのだ。おふさは、前科持ちだった幸助を店に受け入れ、家族のように接してきたというが……。(「ほたる茶屋」より) 人と人の想いを繋ぐ、感動の江戸時代小説。新シリーズ、第一弾。
内容説明
日本橋で御府内のよろず相談を引き受ける『千成屋』の女将・お吟は、会津から来た客を伴い『ほたる茶屋』にやってきた。ところが、茶屋の女将のおふさと幸助と呼ばれる店の若い衆の、ただごとではない会話が聞こえてきた。幸助が突然店を辞めさせてくれというのだ。おふさは、前科持ちだった幸助を店に受け入れ、家族のように接してきたというが…(「ほたる茶屋」より)。人と人の想いを繋ぐ、感動の新シリーズ第1弾。
著者等紹介
藤原緋沙子[フジワラヒサコ]
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒業。小松左京主宰「創翔塾」出身。人気テレビ時代劇ドラマシリーズの脚本家を務めたのち、2002年「隅田川御用帳」シリーズとなる『雁の宿』で小説家デビュー。13年、同シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
13
シリーズならまた次も読んでみようかなぁ2023/11/07
HaruNuevo
9
お江戸日本橋のよろず相談引き受け屋「千成屋」の女将、お吟のもとに持ち込まれる相談事の数々、その中には裏に悪事が潜んでいるもの、容易ならざるものもある。 お吟とお吟ゆかりの人々の活躍を、江戸の情緒と人情をたっぷりと、謎解きや捕物も織り込みながら描く。ともするとベタベタになりそうなところだが、そうはならずに凛とした雰囲気を纏わせるのは、主人公を含む登場人物たちの造形の凛々しさゆえか。 続きが楽しみなシリーズだ。2023/06/30
一五
6
よろず相談を受ける「千成屋」の女将 出来すぎ。奉公している男衆も…。後味は悪くない。2023/11/30
かめゆき3
1
電車遅延の時間潰しに駅内書店で購入。この作家さんの作品は読んだことがなくて、どんなかなぁ、なんて思ったけれど、面白かったです。 この頃の江戸の庶民の暮らしが、活き活き描かれています。シリーズ第1弾とのことなので、次も読んでみたいと思います。2023/02/03