内容説明
多発する残業代をめぐるトラブル。複雑で難解な労働時間の法的ルールを実際の事件に対する裁判所の判断を通してわかりやすく解説する。労働時間に関する条文・行政解釈等も収録。
目次
第1章 労働時間の概念
第2章 時間外労働・休日労働の労働時間性
第3章 労働時間の適正把握・管理義務と算定
第4章 時間外・休日労働義務の法的根拠
第5章 時間外割増賃金などの基本給組入れや定額払いの適法性
第6章 管理監督者と労働時間
第7章 事業場外労働のみなし労働時間制
参考資料 労働時間に関する条文・行政解釈
著者等紹介
石橋洋[イシバシヒロシ]
熊本大学大学院法曹養成研究科教授、日本労働法学会理事、前熊本県労働委員会会長。1949年福岡県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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日向夏
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働く人にとっては賃金もさることながら、労働時間もかなり重要。労働時間をめぐる争点をわかりやすく分類し、具体的な裁判の例を挙げて、どう整理されているのか、近年の動向も踏まえていてとても参考になった。使われる側が声をあげなければ、ブラック企業ははびこるばかり。「働く」とはどういうことなのか、すべての人が関心を向けてほしい。2013/12/01
Keiko Shimada
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やはり裁判になると労働者が強い。労働時間の判例ばかり集めてあるので焦点がしぼれていて読みやすいです。2013/09/06