内容説明
暴走する新自由主義がもたらした世界経済危機と雇用破壊!働いても生きていけない社会のしくみを解き明かす。
目次
序章 貧困化する社会に未来はあるか
第1章 企業は巨大化するのに、なぜ暮らせない労働者が増えるのか(企業のもうけはどのように生まれるのか;なぜ大企業はますます大きくなり、雇用は不安定になるのか;新自由主義改革は何をもたらしたか;「市場」とはどういうものか)
第2章 私たちは階級社会に生きている(何が階級を分けるのか;「国家」とはなんだろう;歴史が変るとき)
第3章 なぜ労働組合は生まれ、どんな役割を果たすのか(なんのために労働組合はあるのか;組織形態はどのように発展してきたか―「共通規則」の強化と広がりを求めて;仕事の質や産業のしくみを変えていく;いま労働組合に何が求められているのか)
第4章 私たちはどんな社会をめざすのか(資本主義社会を変えるさまざまな試み;「新たな福祉国家」をつくる;市場の暴力と階級対立のない社会へ)
著者等紹介
後藤道夫[ゴトウミチオ]
都留文科大学教授。1947年福島県生まれ。専門は社会哲学、現代社会論。ここ十数年は日本の「構造改革」とその背景を中心に研究。最近はワーキング・プア、貧困問題を重視
木下武男[キノシタタケオ]
昭和女子大学教授。1944年福岡県生まれ。専門は現代社会論、労働社会学、女性労働論。最近は、若者の非正規雇用、格差問題を重視(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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