なぜ富と貧困は広がるのか―格差社会を変えるチカラをつけよう (改訂版)

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  • サイズ A5判/ページ数 167p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784845111268
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0036

内容説明

暴走する新自由主義がもたらした世界経済危機と雇用破壊!働いても生きていけない社会のしくみを解き明かす。

目次

序章 貧困化する社会に未来はあるか
第1章 企業は巨大化するのに、なぜ暮らせない労働者が増えるのか(企業のもうけはどのように生まれるのか;なぜ大企業はますます大きくなり、雇用は不安定になるのか;新自由主義改革は何をもたらしたか;「市場」とはどういうものか)
第2章 私たちは階級社会に生きている(何が階級を分けるのか;「国家」とはなんだろう;歴史が変るとき)
第3章 なぜ労働組合は生まれ、どんな役割を果たすのか(なんのために労働組合はあるのか;組織形態はどのように発展してきたか―「共通規則」の強化と広がりを求めて;仕事の質や産業のしくみを変えていく;いま労働組合に何が求められているのか)
第4章 私たちはどんな社会をめざすのか(資本主義社会を変えるさまざまな試み;「新たな福祉国家」をつくる;市場の暴力と階級対立のない社会へ)

著者等紹介

後藤道夫[ゴトウミチオ]
都留文科大学教授。1947年福島県生まれ。専門は社会哲学、現代社会論。ここ十数年は日本の「構造改革」とその背景を中心に研究。最近はワーキング・プア、貧困問題を重視

木下武男[キノシタタケオ]
昭和女子大学教授。1944年福岡県生まれ。専門は現代社会論、労働社会学、女性労働論。最近は、若者の非正規雇用、格差問題を重視(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Takao

4
2008年6月10日発行(2008年7月10日、第2刷)。誤植の訂正書き込みがあるところを見ると、今回は再読のようだ。本書は「現在の過酷な社会のあり方に強い疑問をもち、それを変えようと闘っているひとびと、闘うべきではないかと考えているひとびと」を念頭に基礎知識と理論を簡潔にまとめたもの(序章)である。その意味では、社会の傍観者としての読者は想定していないのだと思う。長い道のりではあろうが、近年の市民と野党の共同の動きは、まだ限られた分野ではあるが、本書で指し示された運動の方向性と重なる気がした。2017/09/12

星雅人

1
★★★☆☆ 図書館の新刊にあったので借りてみた。全共闘世代の人?って匂いがした。わかるんだけどさ、って部分が多くて「こうしようよ」っていう提案に、妙案はない。よくも悪くも教科書的。労働組合の形態の日本と他の国の違いについては知らないことが多くて勉強になりました。2009/12/07

s2013253

0
(BBB+)文字も大きく読みやすい。格差社会に関する入門本と言って良い。特に労働組合について詳しく記されている。2013/08/02

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